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歯科医院で受けるホワイトニングは、市販のホワイトニンググッズとは比較にならないほどの高い効果が見込めます。それは使用している薬剤と施術法に大きな違いがあるからです。今回はそんな歯科医院で受けることができるホワイトニングの中でも「ポリリン酸ホワイトニング」のメリットや注意点を四日市のプルチーノ歯科・矯正歯科がわかりやすく解説します。
1 ポリリン酸ホワイトニングとは?
ポリリン酸ホワイトニングとは、「ポリリン酸Na」という物質を使って歯を白くする施術法です。最近では、ポリリン酸が含まれたジェルなども市販されるようになってきたので、皆さんも一度は見聞きしたことがあることでしょう。
ポリリン酸ホワイトニングの仕組み
ポリリン酸ホワイトニングでは、主にポリリン酸Naの働きで歯の黄ばみを取り除きます。具体的には、「分割ポリリン酸Na」という物質が歯の表面に付着したステインなどを浮かせることで除去しやすくします。ここまでは市販のホワイトニンググッズやホワイトニングサロンのセルフホワイトニングでも行えることですが、歯科医院のポリリン酸ホワイトニングには、「過酸化水素」も含まれています。過酸化水素が配合されたジェルを光で活性化させることで、歯の内部に沈着した汚れまで科学的に分解・除去できます。「過酸化水素」をお口の中に作用させることは歯科医師の監督のもとでなければ許されておらず、市販のグッズにそのような効果は期待できないのです。
「ポリリン酸」の効果と安全性について
四日市のプルチーノ歯科・矯正歯科がポリリン酸ホワイトニングを推奨する理由としては、安全性の高さが挙げられます。ポリリン酸ホワイトニングの薬剤は、従来のホワイトニング剤と異なり、過酸化水素ではなくポリリン酸Naが主成分となっています。ポリリン酸Naは色素分解酵素の一種でハムやソーセージなどの加工食品にも添加されており、安全は保証されています。食品として体の中に摂り込めるくらいなので、歯に作用させたところで健康被害が生じるはずもありませんよね。
また、歯の表面の汚れを落とす効果も極めて高く、今後は歯科でも広く普及していくものと思われます。もうすでに四日市市でも従来の過酸化水素が主成分のホワイトニングからポリリン酸ホワイトニングに切り替えている医院が増えてきているのが現状です。
これまでのホワイトニング治療とどう違う?
ポリリン酸ホワイトニングを検討中の方は、これまでのホワイトニング治療との違いについても知りたいことでしょう。従来法では「過酸化水素」や「過酸化尿素」からなる薬剤を使って歯を“漂白する”ことが主な目的でしたが、これにはそれなりのリスクを伴います。
例えば、衣類の洗濯でも漂白剤を使うとなると、いろいろと注意しなければならないことが出てきますよね。過酸化水素はとても作用の強い薬剤なので、取り扱いを誤ると衣類をダメにしてしまうだけでなく、皮膚などを損傷することもあります。それをお口というデリケートな部分に使うのですから、慎重な処置が求められるのも当然です。
歯が「キーン」としみる知覚過敏の症状が現れやすいのは、従来法の大きなデメリットのひとつと言えます。万が一、薬剤を歯周組織に接触させるようなことがあれば、相応の痛みも伴います。一方、ポリリン酸Naが主成分となっているポリリン酸ホワイトニングでは、基本的にそうしたリスクを伴いません。歯の表面に付着したステインを浮かして取る作用が主体となるため、施術によって健康被害が生じるリスクは限りなくゼロに近いのです。
ポリリン酸ホワイトニングのメリット
ポリリン酸ホワイトニングには、以下に挙げるようなメリットがあります。
痛みが少ない
従来のホワイトニングで歯が「キーン」となる症状を経験したことがある方は、できるだけ痛みの少ない施術法で歯を白くしたいと思いますよね。ホワイトニングに伴う知覚過敏は、あくまで一時的な症状であり、歯にダメージが及ぶわけではないのですが、気持ちの良いものではありません。ポリリン酸ホワイトニングでは、知覚過敏の症状が現れるリスクは限りなくゼロに近く、痛みを感じることなく歯を白くできます。
色戻りしにくい(白さが長持ち)
ポリリン酸の作用が優れているのは、施術中だけではありません。施術後もポリリン酸が歯の表面を薄くコーティングすることで、汚れの再付着を防ぎます。その結果、ホワイトニングによる効果が長持ちするのです。
食事制限がない
従来のホワイトニングでは、食事制限がかかる点に不便を感じていた方も多いのではないでしょうか。過酸化水素で漂白した歯は、一時的に着色しやすくなります。少なくとも施術から24時間は、着色性の高い食べ物・飲み物を避けなければなりません。一方、ポリリン酸による作用が主体となるポリリン酸ホワイトニングでは、施術直後から好きなものを好きなだけ口にすることが可能です。コーヒーや紅茶、カレーなどを食べても歯の着色は促されません。
歯を保護する
ポリリン酸による歯のコーティングは、汚れの再付着を防止すると同時に、歯を保護する作用も期待できます。私たちの歯はエナメル質という人体で最も硬い組織で覆われていますが、硬い食べ物やブラッシングによる刺激などで傷が付くことがあります。歯の表面がポリリン酸によってコーティングされることで、外来刺激から歯を守り、傷付きにくい状態を維持してくれるのです。
ポリリン酸ホワイトニングの注意点
ここまでポリリン酸ホワイトニングの特徴やメリットについて解説してきましたが、デメリットや注意点についても知っておきたいですよね。従来のホワイトニング法よりも安全性が高く、色の後戻りもしにくいポリリン酸ホワイトニングにも以下に挙げるようなデメリットや注意点があります。
効果に個人差がある
これは従来の過酸化水素によるホワイトニング法にも共通しているのですが、施術による効果には個人差があります。とくに1回の施術では理想の白さに近付けることは難しいため、四日市のプルチーノ歯科・矯正歯科では「3回コース」や「6回コース」などもご提案しております。
人によって「知覚過敏」を起こすことがある
ポリリン酸ホワイトニングでも歯が「キーン」としみる知覚過敏の症状が現れることがあります。これも患者さまの体質・歯質によって左右される部分であり、ケースによっては痛みや不快感を伴います。とはいえ、ホワイトニングに伴う知覚過敏は一時的なものであり、「キーン」という症状に長く悩まされることはありません。薬剤によって歯が脆くなるようなこともなく、繰り返し施術することが可能です。四日市のプルチーノ歯科・矯正歯科でも、定期的にタッチアップされている患者さまが数多くいらっしゃいます。
まとめ
今回は、ポリリン酸ホワイトニングのメリットや注意点について四日市のプルチーノ歯科・矯正歯科が解説しました。施術に伴う痛みがなく、後戻りもしにくい、さらには1回当たりの費用も比較的安いことから、年々人気が高まっているホワイトニング法です。そんなポリリン酸ホワイトニングに関心のある方は、いつでもお気軽に当院までご相談ください。プルチーノ歯科・矯正歯科 四日市は土日祝日も診療しておりますので、まずはお電話にてご予約ください。