
矯正治療は長期間にわたるため、途中で医院を変えたくなることもあります。転院の理由には、引っ越しや転勤、医院への不満、治療方針の変更など、さまざまな事情があるでしょう。
「矯正治療の途中だけど、歯医者を変更したくなった」「引っ越ししなければならなくなって、これまでの矯正歯科に通えなくなった」などといった理由で転院しなければならない場合、どのように進めればいいのかわからないという方がほとんどですよね。
また、そもそも矯正治療の途中で転院することは、できるのでしょうか?
矯正治療の途中で医院を変える場合、いくつかの手続きが必要となり、注意点もあります。
今回のコラムでは、矯正歯科の転院の流れや費用、注意点について詳しく解説します。
また、当院は、東京・名古屋・三重県四日市にグループ医院を4医院展開しており、医院間でのスムーズな転院をサポートしています。転院を検討されている方は、ご相談ください。
目次
矯正歯科の転院は可能?その理由と背景についてチェック!
「矯正治療の途中で医院を変えることは、できるの?」とお悩みの方がいらっしゃるかもしれませんが、可能か不可能かのどちらかでいうと「可能」です。多くの患者さまが転院を考える理由として、以下のようなケースが挙げられます。
1.引っ越しや転勤によって通院が困難になったケース
矯正治療は数年に及ぶため、生活環境の変化により通院が難しくなることがあります。特に、突然の遠方への転勤などで引っ越しをしなければならなくなった場合、通院が困難になることで、転院を検討する方が増えます。
転院が必要な場合には、治療計画を中断せずにスムーズに引き継ぐことができるかどうかを、現在の医院と転院先の医院の双方に確認することが大切です。
2.治療方針の変更を希望するケース
治療が進むにつれて、患者さまが「今と異なる矯正方法に変更したくなった」というケースです。
例えば、ワイヤー矯正からマウスピース矯正への変更を希望するケースや、途中で治療計画に納得できなくなった場合などが該当します。
このようなケースでは歯科医師としっかりと相談し、「どうして変更が必要なのか」「どのような治療に変更したいのか」など問題点を見極め、治療方針を変えることになった場合は自分に合った治療法を見つけることが重要です。
3.医院への不信感や相性の問題によるケース
矯正治療は長期にわたるため、医院や医師との信頼関係が重要です。治療に関する説明が不十分だったり、対応に不満を感じたりした場合、他の医院での治療を検討したくなる方もいらっしゃいます。
安心して治療を進めるためには、事前のカウンセリングで不明点や疑問点について質問し、信頼できる矯正歯科を選ぶことが大切です。
4.費用面での問題によるケース
「治療が進むにつれ、予想以上の費用がかかってしまって……」と聞くことがあります。治療費が負担になり、より経済的なプランを提供する医院へ変更したいという希望がでてくることも。途中でこのような事態に陥らないためにも、事前に治療費についての詳細をしっかりと確認しておきましょう。途中で変更する場合は返金されないケースもありますので、転院の際には、契約内容を確認し、返金の可否を調べておくことが重要です。
矯正歯科を転院する際の基本的な流れ
矯正歯科の転院をスムーズに進めるためには、一般的には以下の手順を踏むことになります。医院によって異なる場合がありますので、詳細は確認しましょう。
1.現在の医院に転院を相談する
「転院したい」という意思をクリニックに伝え、治療記録や診療情報の提供が可能か確認します。
2.転院先の矯正歯科を探す
新しく転院する医院の治療方針や費用について確認し、無料相談などを利用して自分に合っているかどうかを判断します。
3.診療記録や資料を転院先へ提供する
これまでの治療履歴が分かる資料を転院先に共有し、スムーズに治療を引き継げるようにします。
4.治療費の精算や返金の可否を確認する
すでに支払った治療費の返金が可能かどうか、契約内容を確認し、追加費用が発生するかどうかについても確認する必要があります。
矯正歯科の転院にかかる費用(一例)
項目 | 内容 |
---|---|
診療記録の発行費用 | 0円~5,000円(医院によって異なる) |
転院先での再検査費用 | 5,000円~30,000円(CT撮影や診断費が含まれる場合も) |
新たな治療計画作成費用 | 10,000円~50,000円(矯正装置の変更がある場合に追加費用発生) |
矯正装置の再製作費用 | 50,000円~300,000円(マウスピース矯正の場合、追加費用がかかるケースも) |
返金の有無 | 医院による(治療費の一部返金が可能な場合も) |
転院にかかる費用については、医院ごとに異なります。一部返金される場合もあれば、返金不可で、転院先の医院では一からすべての費用がかかるケースもあります。契約内容を見直し、詳しく確認するようにしましょう。
グループ医院間での転院のメリット
矯正治療は長期間にわたるため、途中で転院が必要になるケースも少なくありません。
その際、同じグループ内の医院で転院できることは、大きなメリットとなります。グループ医院間での転院には、治療の継続性や費用面での利点など、さまざまなメリットがあるからです。
ここでは、当院のグループ医院における転院のメリットについて詳しく解説します。
転院のしやすさとスムーズな治療継続
当院では東京・名古屋・三重県四日市に4つの医院を展開しており、グループ内での転院が可能です。
グループ医院間での転院の場合、治療データの共有がスムーズに行えるため、患者さまが余分な手続きを行う必要がありません。また、新たな医院での治療計画作成や再検査の手間も最小限に抑えることができます。
まだ将来どうするかわからないという場合でも、「就職は東京でするかも」「もしかすると転勤があるかもしれない」「大学は名古屋に行くかも」といった、ライフステージの変化でなんとなく遠方への引っ越しをするイメージがある場合は、グループ医院を選んでおくと安心できるでしょう。
当院の特徴①先進的な設備を活用した的確な診断と治療
プルチーノ歯科・矯正歯科のグループ医院では、iTero element 5Dによる3Dスキャンや歯科用CTを導入しており、精密な診断が可能です。これにより、患者さまの歯並びや咬み合わせの状態を正確に把握し、適切な治療計画をご提供できます。転院後も一貫した高品質な治療を受けられるため、安心して治療を継続していただける環境です。
当院の特徴②費用負担を軽減できる柔軟なプラン
毎月の治療費用の負担を軽減するため、デンタルローンや分割払いの利用が可能です。また、グループ内での転院であれば、支払い済みの治療費を無駄にせず、これまでの費用を引き継いだ形での治療継続も可能です。できるだけ追加費用が発生しないよう、柔軟な対応を行っていますので、まずはご相談ください。
矯正歯科を途中で変える転院ガイド|まとめ
矯正治療の途中での転院は可能ですが、スムーズに進めるためには事前の準備が欠かせません。当院では、矯正治療中の転院についてもご質問いただければ無料相談の際にご説明いたします。転院を検討されている方は、ぜひ一度ご相談ください。
※マウスピース型カスタムメイド歯科矯正装置は、日本では完成薬機法対象外の矯正装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となることがあります。