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「矯正治療をやってみたい」と考えている方にとって、「どの治療法が自分に適しているのか知りたい」という気持ちが強いのではないでしょうか。
そこで今回は、矯正歯科でのおもな治療法である「マウスピース矯正」と「ワイヤー矯正」の特徴や治療効果を徹底比較してわかりやすく解説します。
ご自身に合っている治療法を選ぶ際の参考になさっていただけましたら幸いです。
目次
マウスピース矯正とワイヤー矯正の違い
矯正治療の方法を考える際、患者様が悩む大きな要素の一つが、「マウスピース矯正」と「ワイヤー矯正」のどちらを選ぶべきかということです。
このセクションでは、それぞれの矯正方法のメリット・デメリットについて解説し、比較します。
マウスピース矯正のメリットとデメリット
まずは、「マウスピース矯正」のメリット・デメリットを見ていきましょう。
マウスピース矯正のメリット
●透明で目立ちにくい:矯正装置が透明で、見た目を気にせずに治療が可能です。
●取り外し可能:食事や歯磨き時に取り外しでき、日常生活に影響を与えません。
●衛生的:取り外しができるため、歯磨きがしやすく、むし歯や歯周病の予防につながります。
マウスピース矯正のデメリット
●自己管理が必要:1日20時間以上の装着が求められ、自己管理が不可欠です。
●対応症例が限られる:複雑な歯並びや外科的矯正が必要な症例の場合は、ワイヤー矯正との組み合わせが必要になる場合があります。
ワイヤー矯正のメリットとデメリット
次に、「ワイヤー矯正」のメリット・デメリットを見ていきましょう。
ワイヤー矯正のメリット
●強力な矯正力:デコボコした歯並び、出っ歯、すきっ歯といった複雑な症例にも対応可能です。
●幅広い歯並びに適応:重度の歯並びや骨格の問題を伴うケースでも効果を発揮します。
ワイヤー矯正のデメリット
●見た目が気になる:金属の装置が目立つため、見た目を気にする方にはデメリットです(ただし、白い審美的なワイヤーやブラケットも選べます)。
●固定式で取り外し不可:装置が常に装着されているため、食事や清掃時に不便を感じることがあります。
矯正歯科での治療の流れを比較
2つの矯正法の大まかな「治療の流れ」を確認してみましょう。
マウスピース矯正の治療の流れ
1. 初診と診断:歯科医師が患者様の歯の状態を診断し、3Dスキャンを行います。
2. マウスピースの製作:患者様の歯列に合わせたマウスピースを作成します。
3. 装着開始:患者さん自身で装置を装着し、定期的に通院して進捗を確認します。
4. 治療完了:必要な期間、装置を使用し、最終的に理想の歯並びを得ます。
ワイヤー矯正の治療の流れ
1. 初診と診断:患者様の歯の状態を診断し、治療計画を立てます。
2. ブラケットの装着:歯にブラケットを取り付け、ワイヤーを調整して矯正を開始します。
3. 定期調整:月に一度の調整を行い、歯を計画通りに動かします。
4. 治療完了:理想の歯並びになった時点で治療を終了します。
矯正治療に関するよくある疑問にお答えします
ここで、矯正治療に関する不安をお持ちの方のために、よくある疑問についてQ&A形式で回答します。
Q1.矯正治療中の痛みや違和感への対策はどうするの?
A1.矯正治療中は、装置を装着した直後や歯が動き始めたときに痛みを感じることがあります。
一般に、マウスピース矯正の方がワイヤー矯正よりも痛みが少ない傾向があるとされてはいますが、個人差があります。市販の鎮痛剤で対応可能ですが、強い痛みが続く場合は歯科医師に相談してください。
Q2.金属アレルギーが心配なのですが……
A2.金属アレルギーの患者様には、金属を使用しないマウスピース矯正が適しています。
プルチーノ歯科・矯正歯科 四日市院では、事前に診断を行い、アレルギーに配慮した治療を提供しています。
矯正中の日常生活での注意点は?
「マウスピース矯正」と「ワイヤー矯正」で、それぞれ、日常生活の中で気を付けるポイントについてお伝えします。
このほかにも疑問や不安などがあればお気軽にご相談ください。当院が、快適な矯正ライフを過ごせるようサポートいたします。
食事と飲み物の制限について
ワイヤー矯正では、硬い食べ物や粘着性のある食べ物を避ける必要があります。
一方、マウスピース矯正は取り外しができるため、食事の際に特に制限はありませんが、装着後は必ず歯を磨いてから再装着することが重要です。
矯正治療中の虫歯や歯周病の予防について
矯正治療中、虫歯や歯周病にならないために、装置を清潔に保つことは非常に重要です。
マウスピースは毎日水や専用の洗浄剤で洗浄し、ワイヤー矯正の場合は、歯ブラシや歯間ブラシを使用して装置の周りをしっかり清掃しましょう。
マウスピース矯正の取り外しの管理について
マウスピース矯正は、1日20時間以上の装着が必要です。
食事 や 飲み物 を摂る際に取り外し、食後には装着前に必ず 歯を磨く 必要があります。これを怠ると、虫歯や 歯周病のリスクが高まります。取り外し後は専用のケースに保管し、紛失や破損を防ぐことが重要です。
また、取り外しや装着時には丁寧に行うことで、マウスピース自体の変形や破損を防ぐことができます。
お口の状態やライフスタイルに合わせて治療方法を決めましょう
矯正治療は、患者様のお口の状態やライフスタイルに合わせて選ぶことが重要です。
プルチーノ歯科・矯正歯科 四日市院では、無料カウンセリングを通じて、治療方法や費用について詳しくご説明し、納得した上で治療を進めることができます。
以下のポイントを考慮して、最適な治療法を選びましょう。
矯正治療の選び方のポイント
選び方のポイント |
マウスピース矯正 |
ワイヤー矯正 |
自己管理ができるかどうか? |
マウスピース矯正は、1日20時間以上の装着が必要です。 自己管理が必要で、装着時間を守ることが重要です。 | ワイヤー矯正は装置が固定式のため、自己管理は不要です。 常時装着されているため、取り外しの面倒がありません。 |
複雑な歯並びの治療に向いているか? |
軽度から中等度の歯並び不正に適しています。 骨格の問題が少ない症例に効果的です。 | 重度の歯並びの乱れや、骨格の問題にも対応可能です。 強力な矯正力が必要な症例に適しています。 |
治療中の見た目を重視するか? |
透明な装置で目立ちにくいのが嬉しいポイントです。 職場や学校などで、なるべく周りの人に気づかれたくない方におすすめです。 | 金属製の装置を使用するため、目立ちやすいので、見た目が気になる方にはデメリットです。 白い審美性の高いワイヤー&ブラケットを選ぶこともできます(要追加費用)。 |
治療費は? |
治療期間や症例の複雑さによって異なりますが、ワイヤー矯正より高額になることが多いでしょう。 プルチーノ歯科・矯正歯科 四日市院では、事前に明確な費用を提示しています。 | ワイヤー矯正の費用は、マウスピース矯正よりも低い傾向があります(症例にもよります)。 治療開始前に詳細な費用が提示されます。 |
ライフスタイルとの調和は? |
いつも通りに食事を楽しみたい方に向いています。 取り外しが可能なため、日常生活に影響を与えにくいのが特徴です。 | 装置は取り外しできないため、常に装着している状態で生活する必要があります。 ただし、取り外しの手間がないため、意識せずに治療を進められます。 |
矯正治療は長期間にわたるため、自分の生活や希望に合った治療法を選ぶことが、成功への鍵となります。
プルチーノ歯科・矯正歯科 四日市院では、「インビザライン矯正認定医」による無料矯正相談を行っております。矯正治療中の心配事や不安がある場合も、お気軽にご相談ください。
ご予約はお電話、または24時間対応のWeb予約から受け付けております。
※マウスピース型カスタムメイド歯科矯正装置は、日本では完成薬機法対象外の矯正装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となることがあります。