近年は、矯正歯科治療に対応している歯科医院が増えたので、どこに決めたら良いのか迷っている方も多いことでしょう。おそらく、グーグルマップで「矯正歯科」と打ち込むだけでも、半径5km以内に複数の歯科医院が表示されることでしょう。それなら自宅からもっとも近い場所を選べば良いように感じますが、実際はどうなのでしょうか。矯正は専門性の高い治療なので、高い技術を持っている歯科医院を優先的に選んだ方が良いようにも感じます。そこで今回は、矯正歯科を選ぶ際のポイントについて、プルチーノ歯科・矯正歯科 四日市院がわかりやすく解説をします。
目次
【1】 矯正治療の通院頻度
矯正歯科を選ぶ上ではまず矯正治療の通院頻度について考える必要があります。歯列矯正は、数年に及ぶ期間の中で定期的な通院が必須となる治療なので、どのくらいの頻度で通うことになるのか知っておくことは重要です。
① ワイヤーでの矯正治療における通院頻度
歯の表面にブラケットとワイヤーを固定するワイヤー矯正は、最もスタンダードな矯正法です。矯正装置の調整や着脱は歯科医師でなければ行えないため、1ヵ月に1回の通院が必要となります。また、装置が破損したり、ワイヤーが外れたりした場合も歯科医師でなければ対処できないことから、ワイヤー矯正では1ヵ月に1回以上の頻度で通院するケースも珍しくはありません。
② マウスピース矯正治療における通院頻度
ひと言でマウスピース矯正といっても、さまざまな種類があり、それぞれの治療システムによって通院頻度も変わってきます。そこで今回は、当院でも採用しているインビザラインを例に挙げて、マウスピース矯正の通院頻度を説明します。インビザラインでは、患者さん自身が着脱できる装置を使うため、ワイヤー矯正ほど高頻度に通院する必要がありません。しかもインビザラインは、治療をスタートした時点でゴールまでのマウスピースが全て完成していることから、歯型取りおよびマウスピースの作製のために通院する必要もないのです。そうした理由から、インビザライン矯正は、1ヵ月〜2ヵ月に1回くらいの通院頻度で治療を進めていくことができます。
【2】矯正歯科選びにおいて注意する点
次に、矯正歯科を選ぶ際に注意すべき点を4つ紹介します。この4点に着目するだけでも、自分に合った矯正歯科を見つけやすくなります。
① 通院する際に負担にならない距離の医院を選ぶ
矯正歯科の治療は、1~2ヵ月に1回の頻度で進めていくことになります。一般的な虫歯治療や歯周病治療などと比べると頻度が低いので、家の近くで選ぶ必要はないように感じますが、治療期間が数年に及ぶことから、通院する際に負担にならない距離の歯科医院を優先して選んだ方が良いです。それは必ずしも家の近くである必要はなく、学校や職場の近くの矯正歯科でも問題ありません。重要なのは自分が通院しやすい距離の歯科医院であることです。
② 交通利便性やライフスタイルで都合の良い場所を選ぶ
通院しやすい矯正歯科は、「家や職場から近い」という物理的な距離だけでなく、交通の利便性やライフスタイルといった観点からも検討する必要があります。例えば、自宅や職場から少し離れたところでも交通の利便性が高ければ、より技術の高い矯正歯科を優先して選んでも良いでしょう。また、毎週末ショッピングで通っているような商業施設に矯正歯科が併設されているような場合も、自分のライフスタイルに合わせて無理なく通えることから、選択肢のひとつとして考えても良いでしょう。
③ 転院や引っ越しに対応してくれる医院を選ぶ
歯列矯正は、歯を動かすのに1~3年程度、後戻りを防止する保定も含めると、2~6年程度の期間を要します。その間、進学や就職、転勤などで引っ越しをする可能性は十分あり得ることから、転院にしっかり対応してくれる矯正歯科が望ましいです。矯正歯科の方針によっては、転院の際に医療費を清算してくれなかったり、転院の手続きを積極的にサポートしてくれなかったりする場合もあるため、十分な注意が必要です。
④ 歯科医師との相性や治療方針に合う医院を選ぶ
矯正歯科を選ぶ際の重要なポイントとして「歯科医師との相性」が挙げられます。歯列矯正は治療期間が長く、歯科医師とは数年の付き合いになります。しかも歯列矯正では、装置の不具合や治療に伴う痛みが生じた際に、しっかり対処してもらう必要があるため、話や相談がしやすい歯科医師は頼りになります。また、患者さんのことを第一に考えた治療方針を採っていることが望ましいです。
【3】矯正歯科が「近くがおすすめ」とされる理由
続いては、矯正歯科は近くがおすすめといわれる理由について解説します。
① 定期的な通院が必要なため負担が大きくなる
例えば、大きな病気を患ってしまい、大掛かりな外科手術が必要となる場合は、近くの病院ではなく、技術力の高い医師を探すことが優先されますが、数年に及ぶ定期的な通院が必須となる矯正治療の場合は、通いやすい立地であることが重要となります。県外などの遠方はもちろん、車で数時間かかるような不便な立地も避けるべきです。その点を踏まえると、矯正歯科選びで「近くがおすすめ」とされる理由もすんなり理解できることでしょう。
② 矯正器具の不具合や外れてしまった時などに対応してもらいやすい
矯正治療中は、ブラケットやワイヤーが外れたり、結紮線(けっさつせん)が歯茎を刺激して痛くなったりするなど、さまざまなトラブルが起こり得ます。そんな時にすぐ対応してもらえるのは、近くの矯正歯科です。また、トラブルが起こった際、柔軟に対応できる体制をとっている矯正歯科である点も重要です。
【4】まとめ
今回は、矯正歯科は近くがおすすめとされる理由や後悔しないための医院選びのポイント・注意点などをプルチーノ歯科・矯正歯科 四日市院が解説しました。上段でも述べたように、矯正歯科は自宅や学校、職場から近いに越したことはありません。とくに何かのトラブルが起こった際、少しでも早く痛みなどの不快症状を取り除いてもらえることは、患者さんにとってメリットとなります。
ただし、自宅や職場から近いという理由だけで矯正歯科を選ぶのは良くありません。自宅から離れた場所にあっても公共交通機関で通いやすい立地にあれば問題ありませんし、定期的に買い物などをする商業施設に併設されていれば、通院も継続しやすいことでしょう。それに加えて歯科医師との相性もしっかり見極めることが大切です。数年に及ぶ矯正治療を任せる歯科医院は、それらを踏まえた総合的な観点から検討するようにしてください。
【5】プルチーノ歯科・矯正歯科 四日市院のご紹介
最後に、プルチーノ歯科・矯正歯科 四日市院について簡単に紹介させていただきます。
◎通いやすい立地
イオンタウン四日市泊内にある当院は、電車やバスに加えて、お車でも通院しやすい立地となっています。通院頻度が低いインビザラインに力を入れている歯医者さんですので、四日市でマウスピース矯正を検討中の方は、お気軽にご相談ください。当院では現在、インビザラインを始めとした矯正治療の無料相談を実施しております。矯正治療の内容や手順、費用などを詳しく知りたい方は、いつでもご連絡ください。無料相談の際にじっくりお話することで、歯科医師の治療方針や雰囲気も知っていただけるかと思います。