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mouthpiece correction

受け口の原因や放置するリスク、治療する方法【四日市の矯正歯科が解説】

24.03.19

カテゴリ:マウスピース矯正ワイヤー矯正矯正歯科

鶴田 祥平

この記事の監修者。医療法人鸞翔会の理事長でプルチーノ歯科・矯正歯科の歯科医師。

一般歯科治療成人矯正治療小児育成矯正インビザラインを用いた矯正治療インプラント治療ホワイトニング予防歯科治療などお口のお悩みに幅広くお応えしています。
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受け口は、特徴的な顔貌を呈し、発音に悪影響が出たることもあるなど、デメリットの多い歯並びといえます。

それだけに何とかして改善したいという悩みをお持ちの方もおおいことでしょう。今回はそんな受け口になる原因や放置するリスク、治療によって改善する方法などを四日市のプルチーノ歯科・矯正歯科がわかりやすく解説します。

受け口とは?

受け口は、専門的に下顎前突(かがくぜんとつ)や反対咬合(はんたいこうごう)と呼ばれる歯並び・噛み合わせの異常です。下の前歯、もしくは下顎が前方に突出しているため、さまざまな症状が現れます。

受け口の原因

受け口の原因としては、以下の5つが挙げられます。どれかひとつが当てはまっている場合もあれば、複数の要因が組み合わさって受け口となっている場合もあります。

① 遺伝的な要因

遺伝的な要因とは、生まれながらにして決まっている顎の骨の形や大きさ、歯の本数などを指します。具体的には、下の顎が先天的に長かったり、下の歯の本数が多かったりすると、必然的に受け口となります。

② 上顎の成長が不十分なことが原因

この点は誤解されやすいのですが、実は受け口は、必ずしも下の顎が長すぎることが原因となるわけではありません。下の顎の長さや大きさが正常であっても、上の顎の成長が不十分だと受け口になる場合があるからです。これは下の顎が相対的に前へ出ているように見えることが原因であり、発育の過程で生じることから、上述した遺伝的な要因とは少し異なるといえます。

③ 前歯の位置が原因

下の前歯の位置や傾きに異常があることでも受け口となりやすいです。下の前歯が正常よりも前に位置していたり、前方に傾いていたりするケースが想定されます。

④ 悪癖が原因

受け口は、指しゃぶりや舌で下顎の歯を押し出す癖、下顎を前に出す癖などによって誘発されることがあります。小児期にそうした悪癖が認められる場合は注意が必要です。

⑤ 口呼吸が原因

口呼吸では、口腔周囲筋が弛緩することで、上顎の歯列や顎の骨が十分に発育しない場合があります。その結果として下顎が相対的に突出して受け口となるケースも見られます。

受け口を放置すると起こりやすいトラブル

受け口の症状を治療せずに放置していると、次に挙げる8つのトラブルが起こり得ます。

① 咀嚼が不十分で消化不良

受け口では、上下の歯が正常な位置で噛み合わないため、食べ物を効率良く咀嚼できません。食べ物を十分に咀嚼しないまま飲み込むと、胃や腸に大きな負担がかかるだけでなく、消化不良に終わることも多々あるでしょう。その状態が長く続くと、胃腸の病気や栄養障害を引き起こす可能性も考えられます。

② 口元の審美性に影響が出る

受け口を主訴として歯科を受診される方の多くは、口元の審美障害の改善を第一に希望されます。やはり、受け口は“顎がしゃくれている”と表現されるように、特徴的な口元・顔貌を呈するため、その点がコンプレックスになっている人が多いのです。

③ 将来的に歯を失うリスクが高まる

受け口では、奥歯に比較的大きな負担がかかります。それは奥歯の摩耗や破折などを引き起こすだけではなく、虫歯や歯周病のリスクも高めます。そうした歯のトラブルは、最終的に歯を失うことになるため、十分な注意が必要です。

④ 発声・発音が悪くなる

受け口の人は、特徴的な発声・発音をすることが多いです。それは下顎前突という歯並びが言葉を発する機能にも悪影響を与えているためです。

⑤ 虫歯や歯周病リスクが高まる

受け口の症状によっては清掃性が悪くなることから、虫歯や歯周病のリスクが高まります。

⑥ 顎関節症を起こすリスクが高まる

受け口によって過剰な負担がかかるのは奥歯だけではありません。咀嚼の支点となる顎関節にも悪影響が及び、顎関節症を引き起こすリスクが高まります。顎関節症は、顎の関節や筋肉に痛みを感じたり、開口するたびに顎がカクカク鳴ったりする病気です。

⑦ 風邪を引くリスクが高まる

受け口で口呼吸が誘発されているケースでは、風邪などの感染症リスクが高まります。それは口呼吸によって口腔内が乾燥すると同時に、空気中のウイルスや細菌が直接、咽頭や喉頭へと侵入してしまうからです。

⑧ 外科的な治療が必要になる場合もある

骨格的な異常に由来する受け口では、外科的な矯正治療が必要となる場合もあります。そのため受け口の症状は、顎の骨の発育を正常化できる小児期に治療しておいた方が良いといえるのです。

プルチーノ歯科の「子供の受け口の治療」

四日市のプルチーノ歯科・矯正歯科では、次の方法で子供の受け口の治療を行っております。

① 口腔機能トレーニングを取り入れたマウスピース矯正

子供の受け口の予防や改善には、MFT(筋機能訓練)と呼ばれるトレーニングが有効です。お口周りの筋肉をしっかりと鍛えることで、バランスの良い顎を育めます。当院では、それと併せてプレオルソによるマウスピース矯正も実施しております。プレオルソも基本的にはお口周りの筋肉や顎の成長を正常化するためのもので、受け口の治療にも広く使われています。

② あいうべ体操の実施

あいうべ体操とは、文字通り「あー」「いー」「うー」「ベー」とお口を動かす運動で、必ずしも声を出す必要はありません。これを1日30セット行うことで、舌を始めとした口腔周囲の筋肉が鍛えられて、口呼吸などの受け口になる原因も取り除けます。あいうべ体操は、いつでも気軽に行えるトレーニングなので、皆さんも積極的に試してみてください。高齢の方の場合は、口腔機能が衰えるオーラルフレイルの予防につながります。

プルチーノ歯科四日市の「大人の受け口の治療」

プルチーノ歯科では、次の方法で大人の受け口の治療を行っております。

① インビザラインによる治療

透明な樹脂製のマウスピースを使ったインビザライン矯正で、大人の受け口は治療できます。当院はこれまでの実績が評価されて「インビザライン・ダイヤモンド・プロバイダー」の認定を受けておりますので、受け口をマウスピース矯正で治したいという方は、ぜひ当院までご相談ください。

② ワイヤー矯正を併用する場合もある

患者さんの歯並びや噛み合わせ、骨格の状態によっては、インビザライン単独で改善することが難しい場合もあります。そうしたケースでは、ワイヤー矯正を併用する方法もご提案できます。

重度の受け口は「抜歯」や「外科手術」が必要な場合もある

上での少し触れた通り、骨格的な異常に伴う重度の受け口では、外科手術や抜歯が必須となる場合もありますので、その点はご注意ください。具体的には、前方に突出している下顎骨を部分的に切除して、上顎骨とのバランスを整えます。抜歯は不足しているスペースを確保するために行います。

まとめ

今回は、下顎前突である受け口の原因や放置するリスク、治療する方法などを四日市のプルチーノ歯科・矯正歯科が解説しました。受け口は、下の前歯や顎前方に出ていることが原因となりやすい歯並びで、放置しているとさまざまなリスクを伴うため、適切な時期に治療を受けましょう。当院では大人だけではなく、子どもの受け口治療にも対応しておりますので、お子さんに気になる症状がある場合は、早い段階で矯正相談をご利用ください。子どもの受け口は、治療を始めるタイミングがとても重要となります。

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