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矯正歯科の治療は中学生で受けるべき?そのメリット・デメリットを解説

24.08.01

カテゴリ:矯正治療

鶴田 祥平

この記事の監修者。医療法人鸞翔会の理事長でプルチーノ歯科・矯正歯科の歯科医師。

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歯並びの治療は、小学生の頃に受ける小児矯正の第一期治療と中学生以降に受ける第二期治療の2つに大きく分けらえます。第二期治療は大人になってから受ける成人矯正とほぼ同義とお考え下さい。それならば第二期治療を中学生や高校生の間に受ける必要性は低いように感じますが、実際はどうなのでしょうか。ここではそんな中学生や高校生で矯正治療を受けるメリット・デメリットや治療期間の目安などを四日市のプルチーノ歯科・矯正歯科がわかりやすく解説をします。

1. 成人前の矯正治療について

はじめに、矯正治療の基本事項から確認していきましょう。

① 矯正治療はいつ始めたらいいか

冒頭でも述べたように、矯正治療は大きく2つに分けられます。いわゆる小児矯正は、永久歯が生え始める6歳くらいから始めるのが一般的で、顎の発育の関係から12歳くらいまでには終わらせる必要があります。歯並びの乱れを細かく整える成人矯正は、永久歯列が完成していて、なおかつ顎の骨の成長が終わっている、あるいは終わりに近づいていることが条件なので、標準的なケースでは中学生以降に始めることとなります。ですから、小児矯正と成人矯正の両方を受ける場合は、歯並びの治療を小学校から始めた方が良いといえます。成人矯正と同義ともいえる第二期治療を始める時期については、後段で詳しく解説をします。

② 子供の歯の特徴

子供の歯である乳歯は、必ずすべて永久歯に生え変わります。その時期がまさに小児矯正の第一期治療と重なるのです。現実的に乳歯は、6~12歳くらいまでの6年間をかけて自然脱落します。乳歯の脱落が正常に進まない、永久歯の生え方や歯並び全体に悪影響が及ぶため、十分な注意が必要です。

③ 矯正開始の目安

改めて、矯正開始の目安に簡単にまとめておきます。

【第一期治療】6歳くらい

小児矯正の第一期治療は、大きな問題がない場合に限り、6歳くらいから始めるのが適切です。極端な骨格的異常などが認められる場合は、3歳くらいから治療を始めることも珍しくありません。

【第二期治療】12歳以降

小児矯正の第二期治療は12歳以降、中学生や高校生の時期に始めると良いでしょう。顎の骨の成長が完全に止まった場合は、いわゆる成人矯正に該当するため、大人になってから始めても何ら問題はありません。ただし、成人矯正も20代で始めるのと40代で始めるのとでは、いろいろな面で治療結果にも変化が出てくるため、可能な限り早い段階で治療を始めた方が良いといえます。

2. 中学生での矯正の場合

それでは第二期治療を中学生で行う場合のメリット・デメリットについて考えてみましょう。

◎中学生が矯正治療を行うメリット

・骨の成長が続いているため移動がスムーズ

第二期治療を中学生で行う最大のメリットは、骨の成長する力を矯正に利用できる点です。中学生の段階ではもうすでに顎骨の成長がピークを越えているため、その力を念頭に治療計画を立案することは難しいのですが、歯を動かす際に利用することは可能です。ケースによっては、顎の骨をわずかながらも拡大できる場合もあるのです。そうした点を踏まえると、第二期治療は中学生から始めた方がより良い結果が得られやすくなるといえます。

・抜歯なしの矯正ができる可能性も高い

顎骨が成長する力を利用できるということは、スペースの不足を抜歯なしで補える可能性も出てきます。それが高校生や成人になってからの治療となると、健康な小臼歯を複数本、抜かなければならなくなるため、中学生から矯正を始めるメリットはそれなりに大きいといえるでしょう。

◎中学生が矯正治療を行うデメリット

・部活等で激しい運動をする機会が多い

第二期治療でワイヤー矯正を選択した場合は、激しい運動をする際に注意が必要となります。運動中の転倒で顔面を強打したり、ボールが顔面にぶつかったりした時にはワイヤーやブラケットが壊れるだけでなく、口腔粘膜を傷つけるおそれがあるからです。そのリスクを考えると、中学校での部活の選択肢が自ずと狭くなってしまいます。中学校では部活以外で激しい運動をする機会が多いことも忘れてはいけません。

・マウスピース矯正の場合つける時間のコントロールが必要

第二期治療でマウスピース矯正を選択した場合は、上段のリスクは最小限に抑えられますが、今度は装置の装着時間の管理が難しいという問題が出てきます。例えば、マウスピース矯正のインビザラインはマウスピースを1日20~22時間程度、装着するのがルールとなってきます。中学生でそうしたマウスピースの装着時間を管理できそうにない場合は、固定式の装置を選択した方が賢明といえます。

3. 高校生での矯正の場合

次に第二期治療を高校生で始めた場合を考えてみましょう。

◎高校生が矯正治療を行うメリット

・コンプレックスがきっかけの場合、モチベーション高く実施できる

思春期の真っただ中である高校生は、悪い歯並びが口元のコンプレックスとなっているため、矯正治療へのモチベーションが高い傾向にあります。自己管理が必要なマウスピース矯正でも、美しい歯並びを手に入れるために頑張る子が多いです。治療が順調に進めば、大学生になる前に矯正を終えることもできるため、高校生で第二期治療を行うメリットも大きいといえます。

・自己管理力が高まっている

高校生は、中学生よりも自己管理力が高まっています。矯正装置をルール通りに装着しなければならないことも頭でしっかりと理解していることから、治療を途中でやめるようなことも少ないです。

◎高校生が矯正治療を行うデメリット

・ワイヤー矯正の場合に見た目が気になる

皆さんもご存知の通り、ワイヤー矯正は金属製のワイヤーやブラケットを歯列の表側に固定するため、見た目が良くありません。それは多感な時期である高校生活においては、とても大きなデメリットとなります。ただし、透明な樹脂製のマウスピースを使ったインビザラインなら、そのデメリットを回避することが可能です。

・矯正のデメリットとして虫歯リスクがある

矯正装置は、歯磨きがしにくく、汚れがたまりやすいです。そのため虫歯リスクが高くなる点に注意が必要です。この点も歯磨きの時に装置を取り外せるマウスピース矯正なら、そのリスクを最小限に抑えられます。

・進学、就職で転院を伴う可能性

高校生を卒業後は、進学や就職で引っ越しをする可能性が高く、転院の必要性が出てくることも珍しくありません。もちろん、高校生の間に矯正治療が終われば問題ないのですが、歯の後戻りを防ぐ保定処置のことも考えると、やはり転院の可能性が低い時期に始めた方がデメリットを少なくすることができるでしょう。

4. 中高生の矯正治療の費用や治療期間の目安

中高生の矯正治療を検討中の方は、費用と治療期間が気になることかと思います。

① 費用について

【表側矯正】600,000~1,000,000円程度
【裏側矯正】1,200,000~1,400,000円程度
【マウスピース矯正】600,000~900,000円程度

② 期間について

【表側矯正】1~3年程度
【裏側矯正】2~3年程度
【マウスピース矯正】1~3年程度

これらはあくまで目安ですので、詳しくは歯科医院に相談しましょう。無料で矯正相談を行っている歯科医院もあります。

5. まとめ

今回は、矯正歯科の治療を中学生で受けるべきかどうかについて、四日市のプルチーノ歯科・矯正歯科が解説をしました。中学生の時期は、顎の骨が発育する力を利用できるということもあり、抜歯なしで矯正ができたり、仕上がりが良くなったりするなど、いくつかのメリットが得られやすいです。

もちろん、高校生や大学生になってからでは遅いというわけではありませんが、中学生の時期ならではのメリットが得えられやすいという点は、強調してお伝えしておきます。そんな子どもの矯正治療を始める時期に迷われている方は、いつでもお気軽に四日市のプルチーノ歯科・矯正歯科までご相談ください。当院では、小児矯正だけでなく、中高生から成人向けの矯正治療にも対応しております。

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