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インビザラインは抜歯なしで矯正できる?できない?【四日市のプルチーノ歯科・矯正歯科が解説】

24.01.28

カテゴリ:インビザラインマウスピース矯正矯正治療

鶴田 祥平

この記事の監修者。医療法人鸞翔会の理事長でプルチーノ歯科・矯正歯科の歯科医師。

一般歯科治療成人矯正治療小児育成矯正インビザラインを用いた矯正治療インプラント治療ホワイトニング予防歯科治療などお口のお悩みに幅広くお応えしています。
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インビザラインは、歯並びを快適に治療できる点で多くの人気を集めています。実際、薄くて透明なマウスピースと金属色がむき出しのマルチブラケット装置とでは、快適性に大きな違いが現れるものです。そんなインビザラインは「抜歯なし」で矯正ができるという話もよく耳にします。もしもそれがインビザラインならではの特長であるなら、この矯正システムの人気はさらに高まることでしょう。この記事ではそうしたインビザライン矯正における抜歯の要否について、四日市のプルチーノ歯科・矯正歯科が詳しく解説をします。

インビザラインは抜歯が必要なの?

結論からいうと、インビザラインだから「抜歯なし」で矯正できるということはありません。この点は誤解のないようによろしくお願いいたします。マウスピース矯正のインビザラインもワイヤー矯正と同様、抜歯が必要になるケースと抜歯なしで矯正できるケースの2つがあるのです。あなたの症例がどちらに該当するかは、精密検査を行ってみなければわかりません。ただ、インビザラインで抜歯が必要になるかどうかの指標をお伝えすることは可能です。

インビザラインで抜歯が必要になるケース

次に挙げる3つのケースでは、インビザライン矯正で抜歯が必要となりやすいです。

ケース1:重症度の高い上顎前突(出っ歯)

上顎前突(じょうがくぜんとつ)とは、上の前歯や顎の骨が前方に突出している歯並びです。一般的には出っ歯と呼ばれるもので、重症度が高いケースではインビザラインでも抜歯が必要です。なぜなら前歯を後ろに下げるためのスペースが絶対的に不足しているからです。こうしたケースでは、少なくとも上の小臼歯を2本程度、抜かなければならないでしょう。上下の噛み合わせを調整するために、下の小臼歯も2本、抜く可能性も十分考えられます。

ケース2:重症度の高い叢生(乱ぐい歯)

叢生(そうせい)とは、1歯1歯が別々の方向を向いたデコボコの歯並びです。一般的には乱ぐい歯と呼ばれるもので、これも出っ歯と同様、スペース不足に起因しているケースが多いといえるでしょう。とくに重症度の高い乱ぐい歯では、抜歯によってスペースを作り出さなければなりません。

ケース3:親知らずが歯並びに悪影響を与えている

インビザラインで抜歯をするとなると、小臼歯を思い浮かべる人が多いかと思いますが、実は親知らずが対象となることも珍しくありません。歯列の一番奥に生えている、あるいは埋まっている親知らずが全体の歯並び・噛み合わせに悪影響を与えている場合は、インビザライン矯正をスタートする前に抜歯することがあります。

抜歯せずに矯正ができるケース

インビザラインでは、上段で取り上げた症状に当てはまらない場合は、抜歯なしでも矯正できます。具体的には、軽度の出っ歯や乱ぐい歯、そして親知らずが全体の歯並び・噛み合わせに悪影響を与えていない場合です。では、それ以外は抜歯が必須となるのかというと、そうではありません。例えば、インビザラインでは中等度の出っ歯で、スペースの不足が認められるケースでも、次のような処置を施すことで抜歯を避けられる場合もあるのです。

【例】出っ歯の矯正で抜歯を回避する方法

中等度の出っ歯では、次の3つの方法でスペースを作り出せることがあります。

◎側方拡大

歯列の横幅を拡大できれば、不足しているスペースを補うことが可能となります。インビザライン矯正では、歯の側方に移動することで歯列の拡大が狙えます。その結果として抜歯を回避できる場合もあるのです。

◎臼歯の後方移動

歯列の後ろに位置している臼歯を後方移動することでもスペースを作り出せます。実は、マウスピース型矯正はワイヤー矯正よりも臼歯の後方移動が得意な治療法なので、スペースの不足が軽度であれば抜歯を回避できるかもしれません。

◎ディスキング

ディスキングとは、歯の側面を少しだけ削ってスペースを作り出す方法で、ストリッピングやIPR(Inter Proximal Reduction)とも呼ばれることがあります。歯を削る量は片側で0.25mm程度、両側を合わせても0.5mm程度にとどまります。切削の範囲は必ずエナメル質内に収めることから、処置を施したあとにむし歯リスクが上がるようなことはまずありません。複数の歯にディスキングを施すことで、まとまった量のスペースを作り出せます。

抜歯に伴うメリットとデメリット

インビザライン矯正で抜歯を行うと、次に挙げるようなメリットとデメリットを伴います。インビザライン矯正を検討中の人は、どちらも正しく理解しておくことが大切です。

・抜歯を行うメリット

メリット1:適応範囲が広がる

抜歯なしを前提としたインビザラインでは、適応範囲が自ずと狭まります。スペースの不足が著しい症例は、インビザラインの適応が難しなることでしょう。抜歯を行うことができれば、ワイヤー矯正と同程度まで、適応範囲を広げられることもあります。

メリット2:仕上がりが良くなることがある

スペースが大きく不足しているにも関わらず、抜歯なしで無理やりインビザライン矯正を行うと、仕上がりに難が生じる可能性が高まります。乱ぐい歯である叢生(そうせい)の場合は、歯並びのデコボコが残ってしまうこともあるでしょう。抜歯をしてしっかりと歯を動かすことができれば、仕上がりが良さを追求できます。

メリット3:後戻りしにくくなる

これも上段の仕上がりの良さを追求できる点と同じです。抜歯をして十分なスペースを確保すれば、後戻りする要素を減らすことができます。

・抜歯を行うデメリット

デメリット1:健康な歯を失うことになる

矯正で抜歯の対象となるのは、基本的に健全な永久歯です。本来なら一生涯使い続ける永久歯を矯正のために失うのは辛いことですよね。この点を大きなデメリットに感じる人は少なくないです。

デメリット2:治療期間が長くなる

抜歯ありの症例は、抜歯なしの症例よりも治療期間が長くなります。これはインビザライン矯正に限ったことではありません。歯の移動距離が大きくなる分、治療期間も長くなってしまいます。一部の症例では、抜歯ありの方が治療期間を短くできる場合がありますが、ほとんどの症例では治療期間が長くなるものとお考えください。

デメリット3:抜歯後の不快症状

歯を抜く時は、局所麻酔が効いているため、痛みを感じることはありません。小臼歯であれば、比較的スムーズに抜けることでしょう。ただ、抜歯後の痛みや腫れは、避けることができません。抜歯から数日間は、会話や食事に不便を感じることでしょう。

プルチーノ歯科・矯正歯科 四日市院のインビザライン治療のご紹介

今回は、インビザライン矯正における抜歯について解説しました。インビザライン矯正であれば、すべてのケースで抜歯を避けられるというわけではなく、抜歯が必須となるケースも多々あります。その点が誤解のないようにお願いいたします。最後に四日市のプルチーノ歯科・矯正歯科のインプラント治療について、かんたんに紹介させていただきます。

◎インビザライン・ダイヤモンド・プロバイダー認定

プルチーノ歯科・矯正歯科は、インビザライン矯正の豊富な治療実績が評価されて、ダイヤモンド・プロバイダー認定を受けることができました。これまでいろいろな症例をインビザラインで治してきた証ともいえる称号です。当院には高精度歯型3Dスキャン 「iTero element 5D (アイテロ エレメント 5D)」が完備されていることから、従来の不快な歯型取りを行わずに、お口の中の情報を取得できます。その情報を元に、歯の移動シミュレーションを実施いたします。

今回のテーマである抜歯なしのインビザライン矯正も多数、行ってまいりましたので、関心のある方はいつでもお気軽にご相談ください。ご自身の症状で抜歯なしの矯正が可能か知りたい方は、無料相談を受けていただけたらと思います。スタッフ一同、皆さんのご来院を心よりお待ちしております。

診療の時間や当院へのアクセスの方法、予約が取れる電話番号などは、ホームページに記載があります。矯正以外も予防歯科や入れ歯治療、歯周病治療など、幅広い診療に対応している歯医者さんですので、お口のことで何かお困りであれば何でもご相談ください。それぞれの患者さんに最適といえる治療法をご案内いたします。

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