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受け口は矯正治療で治せる?四日市の歯科医院が解説

22.08.19

カテゴリ:インビザライン症例矯正治療

鶴田 祥平

この記事の監修者。医療法人鸞翔会の理事長でプルチーノ歯科・矯正歯科の歯科医師。

一般歯科治療成人矯正治療小児育成矯正インビザラインを用いた矯正治療インプラント治療ホワイトニング予防歯科治療などお口のお悩みに幅広くお応えしています。
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歯並びや噛み合わせ、顔貌のコンプレックスとして「受け口」を挙げる人は意外に多いものです。受け口の症状は日本人に現れやすいというわけではないのですが、やはり日常生活で不便やストレスを感じる場面が多く、四日市市でも矯正治療でその症状を改善したいと望まれる方は珍しくありません。今回はそんな受け口の特徴や治療方法、矯正にかかる費用などを四日市市のプルチーノ歯科が解説します。

1.受け口について

受け口には次のような特徴や原因、治療方法があります。

・受け口とは

受け口というのは、下の顎や前歯が前方に飛び出している歯並び・噛み合わせで、「顎がしゃくれている」と表現されることもありますよね。専門的には下顎前突(かがくぜんとつ)や反対咬合(はんたいこうごう)とも呼ばれますが、どれもだいたい同じ意味であるとお考えください。

・受け口の原因

受け口の原因は、大きく2つに分けられます。それは顎の骨のアンバランスによる「骨格性(こっかくせい)」と歯の大きさや位置の異常に由来する「歯槽性(しそうせい)」の2つです。例えば、下の顎が大き過ぎたり、上の顎が小さ過ぎたりすると、相対的に下の顎が前に出てしまいますよね。こうした骨格性の受け口は、遺伝的な要因が強く、矯正治療の難易度は大きく上がります。一方、下の前歯が前方に傾いていたり、サイズが大き過ぎたりすると、受け口の症状が現れますが、比較的歯列矯正で治しやすいといえます。

◎毎日の習慣も受け口に影響する?

小さい頃から下の顎を前に突き出すような癖があると、徐々に受け口の症状が現れてきます。もともと受け口である場合は、症状の悪化につながることから、乳幼児期に悪習癖を取り除くことは、受け口の予防や治療において極めて重要なポイントとなります。とくに、口呼吸などをしていて上の顎の発育が遅れた結果、受け口となっている場合は、できるだけ早期に小児矯正を始めた方が良いといえるでしょう。

・受け口を放置するデメリット

受け口を放置すると、次に挙げるようなデメリットが生じます。

◎前歯で食べ物を噛み切れない

私たちが食事をする時には、まず前歯で食べ物を噛み切って小さくしたものを奥歯ですりつぶしますよね。受け口の症状が強いと前歯で食べ物を噛み切ることができず、そしゃく能率が低下します。また、食べ物を十分に噛み砕けていない状態で飲み込むことから、胃や腸に過剰な負担がかかってしまいます。

◎奥歯の寿命が縮まる

受け口の人は、食べ物を噛む時に前歯を使うことが難しいため、奥歯に過剰な負担がかかってしまいます。その結果、奥歯が摩耗したり、虫歯になったりすることで寿命が縮まります。奥歯はそしゃく機能の主体となる歯であり、それを早い段階で失ってしまうことは、患者さまにとって極めて大きな損失といえます。

◎滑舌が悪くなる

サ行やタ行は、前歯の噛み合わせが逆になっていると正しく発音しにくくなります。いわゆる“滑舌が悪い”状態が続き、しゃべることに自信をなくしてしまう人も少なくありません。

◎顔立ちに自信がなくなる

受け口は、出っ歯と同じくらい顔貌に特徴が現れやすい歯並びの異常です。受け口は自力で治すことができないため顔立ちに自信がなくなり、物事に対して消極的になりがちです。

・受け口の治療方法

受け口は、矯正治療によって改善することが可能です。ただし、骨格的な異常を伴う受け口は、小児矯正で治せることもありますが、外科矯正が必要となることも珍しくありません。歯の生え方の異常による受け口は、一般的な歯列矯正でその症状を改善することができます。

2.受け口の治療方法の特徴と費用の目安について

ここでは、四日市市のプルチーノ歯科でも対応している、ワイヤー矯正・インビザライン矯正・プレオルソを用いた矯正の3つについて、それぞれの特徴や費用の目安をご紹介します。

・ワイヤー矯正

■特徴: 金属製のワイヤーとブラケットと呼ばれる装置を使って、歯並びを良くしていく治療法です。受け口を始めとしたほとんどの歯並びに適応できます。歯を3次元的に動かすのが得意で、抜歯をした後の大きな移動にも対応可能です。ただし、装置が目立ちやすい、歯の移動に伴う痛みが強い、食事や歯磨きがしにくいといったデメリットも伴います。

■費用目安:770,000円程度(税込)

・インビザライン矯正

■特徴:透明な樹脂製のマウスピースを装着することで歯並びを改善していく治療法です。マウスピース型矯正装置の代名詞とも呼べるシステムで、日本のみならず世界中で普及しています。これまで1,200万人以上の人がインビザラインで歯並びを治してきたという実績は、非常に心強いといえるでしょう。装置が目立ちにくく、装着感も良好。食事や歯磨きの際には装置を取り外せる点も優れているのですが、ワイヤー矯正ほど適応の幅は広くありません。とはいえ、軽度から中等度の受け口であれば、インビザラインでも十分治せるといえます。

■費用目安:770,000円程度(税込)

・(お子様の場合)プレオルソを用いた矯正

■特徴:お子様の受け口は、プレオルソを用いた治療がおすすめです。マウスピース型の装置を装着することで、お口周りの筋肉の活動が正常化し、顎の骨の発育バランスも改善されます。その結果、受け口の症状も改善されていくのです。プレオルソは小児矯正の一種であり、骨格的な異常に由来する受け口も根本から改善することも可能なので、お子様にしゃくれているような症状が認められたら、まずは当院までご相談ください。プレオルソは、適切な時期を逃すと治療によって得られる効果が大きく減ってしまいます。また、当院で受診される方の多くが、インビザラインの一期治療 とプレオルソを組み合わせた治療を行うのが主流となっております。

■費用目安:
インビザラインの一期治療(ファースト)+プレオルソ 550,000円程度(税込)
プレオルソのみの場合 440,000円程度(税込)

3.受け口を治療する際の注意点

受け口を治療する際には、次に挙げる点にご注意ください。

・矯正相談は早めに受ける

受け口の治療を始める時期は、小児期と成人期の2つに大きく分けられます。このうちの小児期に関しては、お子様の歯や顎の発育に合わせて、最善と言える時期に始めなければ、治療の効果も半減します。ですから、矯正相談自体はできるだけ早く受けておいた方が良いでしょう。具体的には、34歳で一度、矯正歯科を受診して、治療が必要になるかどうかを確認することが大切です。お子様によっては、45歳から小児矯正を始めなければならないこともあります。

成人期に関しては、特別な制限はありません。実際、4050歳で受け口の矯正治療を始める方はたくさんいらっしゃいます。だからといって、受け口の矯正治療を後回しにするのも患者様の利益とならないことが多いのも確かです。なぜなら、受け口を放置するとたくさんのデメリットを被ることになるからです。そういう意味では小児期と同様、まずは早めに矯正相談を受けておくことをおすすめします。矯正のカウンセリングでは、治療にかかる期間や費用、使用する装置などについても詳しく説明を受けることができますので、今後との予定も立てやすくなることかと思います。

・実績豊富な歯科医師に治療を任せる

矯正治療は、専門性が極めて高く、歯科医院や歯科医師によって歯並びの仕上がりも大きく変わります。ですから、過去に受け口の矯正をたくさん経験している歯医者さんの方が頼りになるといえるでしょう。ご自身と同じタイプの受け口の治療を行なった実績があればなおさら良いです。また、小児矯正と成人矯正の両方に対応しているかどうかも、重要なポイントとなります。どちらも行える矯正の歯医者さんは、それだけ知識や経験が豊富であり、治療技術も高いことが予想されるからです。

このように、受け口は矯正治療で治すことができますので、関心のある方はいつでもお気軽にプルチーノ歯科・矯正歯科までご連絡ください。当院は、イオンタウン四日市泊内で開業している矯正治療が得意な歯医者さんです。

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