近年、目立たない矯正歯科治療が人気を集めています。一見すると何もつけていないように見えるマウスピース矯正は、出っ歯や受け口、乱ぐい歯といった悪い歯並びを周囲に気付かれることなく快適に治すことが可能です。今回はそんな目立たないマウスピース矯正の特徴やメリット・デメリット、注意点などをプルチーノ歯科・矯正歯科 四日市院が解説します。
目次
【1】マウスピース矯正について
◎マウスピース矯正とは
マウスピース矯正は、透明なプラスチック製のマウスピースを使用して歯並びを整える治療法です。目立たない矯正治療として人気があり、装着中でも目立ちにくいため、見た目を気にする方にも好まれています。
◎従来のワイヤー矯正との違い
・機能面の違い
従来のワイヤー矯正は、金属製のブラケットとワイヤーを使用して歯を動かします。一方、マウスピース矯正は、透明なプラスチック製のマウスピースを使用します。この違いにより、マウスピース矯正は装着中でも目立たないため、見た目を気にする患者さんには大きなメリットです。また、マウスピースは取り外しが可能であるため、食事や歯磨きの際に取り外すことができ、口腔内の衛生管理がしやすいです。さらに、マウスピースは金属を使用しないため、金属アレルギーの心配もありません。
・適応症例の違い
適応症例についても両者には違いがあります。従来のワイヤー矯正は、ほとんどすべての歯並びの問題に対応でき、特に複雑な噛み合わせや重度の歯列不正に効果的です。一方、マウスピース矯正は比較的軽度の歯並びの問題に適しています。例えば、前歯の軽度な歯列不正や噛み合わせの改善に有効です。ただし、重度の歯列不正や複雑な噛み合わせの問題には対応が難しい場合があります。そのため、治療前に歯科医師との詳細なカウンセリングを受け、自分に適した治療法を選ぶことが重要です。
【2】マウスピース矯正で歯並びが整う仕組み
マウスピース矯正では、まず、患者さんの口腔内をスキャンし、デジタル技術で治療計画を立てます。その計画に基づき、段階的に歯を動かすための複数のマウスピースを作成します。患者さんは2週間ごとに新しいマウスピースに交換し、少しずつ歯並びを改善していきます。マウスピースは1枚1枚が異なる形をしているため、歯科医師の指示通りに交換していくことで歯が徐々に移動していくのです。これは従来法であるワイヤー矯正とは全く異なるメカニズムで歯並びが整うことを意味します。
【3】マウスピース矯正のメリット・デメリット
マウスピース矯正には、以下に挙げるメリットとデメリットを伴います。
【メリット】
1. 目立たない矯正
マウスピース矯正の最大のメリットは、透明なマウスピースを使用するため、装着していても目立たないことです。これにより、矯正治療中でも自信を持って笑顔を見せることができます。
2. 取り外し可能
マウスピースは取り外しが可能です。食事や歯磨きの際に簡単に外せるため、口腔内の衛生を保ちやすく、虫歯や歯周病のリスクを減少させます。
3. 快適な装着感
マウスピースは患者さんの歯型に合わせて作られるため、装着時の違和感が少なく、痛みも軽減されます。金属ブラケットを使用しないため、口内の傷つきやすい部分を保護します。
4. アレルギーのリスクがない
マウスピースはプラスチック製であり、金属アレルギーの心配がありません。金属アレルギーのある患者さんやお子さんにも安全に使用できます。
5. 治療の進行が予測しやすい
デジタル技術を使用して治療計画を立てるため、治療の進行が予測しやすく、予定通りに治療を進めることができます。患者さんも治療の進行を確認しやすく、安心して治療を受けられます。
【デメリット】
1. 適応症例が限られる
マウスピース矯正は、比較的軽度から中等度の歯並びの問題に適しています。複雑な噛み合わせや重度の歯列不正には対応が難しい場合があります。治療が適応するかどうかは、歯科医師との相談が必要です。
2. 自己管理が必要
マウスピースは取り外しが可能であるため、患者さんの自己管理が重要です。1日20時間以上の装着が推奨されますが、自己管理が難しい場合、治療が遅れることがあります。特にお子さんには親御さんのサポートが必要です。
3. 歯科医師の技術によって結果が大きく変わる
マウスピース矯正は、誰が行っても同じ結果が得られる治療法ではありません。歯科医師に正しい知識や技術、経験がなければ、治療が失敗する可能性もあるのです。
【4】マウスピース矯正の注意点
マウスピース矯正は適応症例が限られているため、事前に歯科医師と綿密に相談することが不可欠です。マウスピース矯正は、軽度から中等度の歯並びの問題に適していますが、重度の歯列不正や複雑な噛み合わせの問題には対応が難しい場合があります。そのため、患者さんはまず歯科医師と相談し、自分の症例がマウスピース矯正に適しているかを確認する必要があります。
特に、お子さんの矯正治療を検討中の方は、成長段階にある歯列の状態を慎重に評価する必要があります。適切な治療法を選ぶことで、効果的な歯並びの改善が期待できることでしょう。また、マウスピース矯正は取り外しが可能なため、自己管理が重要です。マウスピースは1日20時間以上装着する必要があり、これを守らないと治療効果が得られないことがあります。患者さん自身が治療に積極的に取り組む姿勢が求められるため、この点も十分な注意が必要といえます。
【5】マウスピース矯正の一般的な費用
ここではマウスピース矯正の一般的な費用として、プルチーノ歯科・矯正歯科 四日市院におけるインビザラインの料金を紹介させていただきます。
・インビザライン全体矯正の費用
¥770,000(税抜:¥700,000)〜¥990,000(税抜:¥900,000)
上下の歯列全体が治療対象となるインビザラインのプランです。矯正治療には1~3年程度の期間を要します。
・インビザライン部分矯正の費用
片顎:330,000(税抜:¥300,000)
気になる部分だけを治療できるインビザラインのプランです。基本的には、片顎の前歯部が治療対象となります。矯正治療には、3~12ヵ月程度の期間を要します。
※料金は2024年8月現在の料金です。料金は変更する場合がございますので、最新の料金はお問い合わせください。
【6】インビザラインの治療の流れ
STEP1:無料カウンセリング
インビザラインの治療は、まず無料カウンセリングから始まります。患者さんの歯並びの状態や治療の希望を詳しく伺い、マウスピース矯正が適しているかを判断します。
STEP2:精密検査・型取り(3Dスキャン)
次に、精密検査と3Dスキャンによる型取りを行います。これにより、患者さんの歯の詳細なデータを取得し、正確な治療計画の基礎とします。
STEP3:治療計画の立案(3Dシミュレーション)
取得したデータをもとに、3Dシミュレーションを行い、治療計画を立案します。患者さんは、このシミュレーションを通じて、治療後の歯並びのイメージを確認できます。
STEP4:矯正開始(マウスピースの装着・交換)
治療計画に基づいて作成されたマウスピースを装着し、矯正治療が始まります。目立たない矯正治療として、患者さんの日常生活に支障をきたすことなく治療を進めることができます。
STEP5:歯のクリーニング・アタッチメントの装着
必要に応じて、歯のクリーニングやアタッチメントの装着を行います。アタッチメントは歯に取り付けられ、マウスピースの効果を高める役割を果たします。
STEP6:定期的な通院
治療中は定期的に通院し、治療の進行状況を確認します。新しいマウスピースへの交換や、必要な調整を行います。
STEP7:保定処置
治療が完了したら、歯並びを安定させるための保定処置を行います。リテーナーを使用して、治療後の歯並びを維持します。
【7】プルチーノ歯科・矯正歯科 四日市院のご紹介
プルチーノ歯科・矯正歯科 四日市院は、インビザラインダイヤモンドプロバイダーとして、年間151症例以上の実績を誇ります。これにより、高度な技術と経験に基づいた治療を提供することが可能です。
また、当院では最新の口腔内3DスキャナーiTero(アイテロ)を導入しています。iTeroを使用することで、精密なデジタルスキャンが可能となり、より正確な治療計画を立てることができます。これにより、患者さん一人ひとりに最適な治療を提供し、治療効果を最大限に引き出せます。
さらに、月々3200円からの分割払いに対応しており、経済的な負担を軽減しながら治療を進めることも可能です。初めての方にも安心してご利用いただけるよう、無料カウンセリングも実施しておりますので、四日市でマウスピース矯正のインビザラインに関心のある方は、お気軽にご相談ください。カウンセリングでは、患者さんのご要望や疑問に丁寧にお答えし、最適な治療プランをご提案いたします。