皆さんは自分のかみ合わせに異常を感じたことやお悩みはありませんか?かみ合わせとは、上下の歯列が接する状態を指す言葉で、“歯並び”とは少し意味が異なります。なぜならかみ合わせはどちらかというと、審美面ではなく機能面に影響を与える要素だからです。今回はそんな「かみ合わせが悪い」とはどのような症状なのか、かみ合わせが悪くなる原因やインビザラインで治すメリットなどを四日市市のプルチーノ歯科・矯正歯科がわかりやすく解説をします。
目次
かみ合わせが悪いとどうなる
そもそもかみ合わせが悪い状態というのがイメージしにくいかと思います。そこで簡単なセルフチェックを行ってみましょう。以下に挙げる症状が当てはまる場合は、かみ合わせに何らかの異常があるかもしれません。
症状1:歯がすり減ってきている
歯がすり減る摩耗は、かみ合わせの異常によって引き起こされることが多いです。
症状2:口が開かない(顎関節症)
かみ合わせが悪いと、そしゃくの視点となる顎関節に大きな負担がかかり、口が開かない、もしくは口を開けにくいという症状が現れやすくなります。
症状3:口を開けるときに音がする(顎関節症)
口を開ける時にカクカクと雑音がするのも顎関節症の症状のひとつです。これもかみ合わせの異常に由来している場合が多いです。
症状4:両側で均等に噛むことができない
奥歯でカチカチと噛んだ時に、歯が当たる部分にムラがある場合は、かみ合わせに異常があります。食事の時に片側だけで噛んでいる場合もかみ合わせの異常が背景にある場合が多いです。
症状5:口を「いー」した時に上下の歯列の正中がズレている
口を「いー」として上下の歯列の正中を確認してみてください。正中にズレがある場合は、かみ合わせに異常が認められます。
症状6:誤って舌や頬の内側の粘膜を噛むことが多い
かみ合わせが悪いと、舌や頬の内側の粘膜を噛む誤咬(ごこう)が起こりやすいです。
症状7:食べ物を噛む時に痛みを感じる
食べ物を噛んだ時に痛みを感じる場合は、むし歯や歯周病だけでなく、かみ合わせの異常も疑われます。かみ合わせが悪いと、特定の歯に強い負担がかかるからです。
症状8:顔が左右で非対称である
下の顎の位置がズレていると、顔面が非対称となります。これも悪いかみ合わせが原因となっている場合があります。
症状9:耳なりやめまいがする
異常な位置で噛んでいると、周りの器官に過剰な振動や圧力を与えてしまいます。その結果、耳鳴りやめまいが生じることもあるのです。
症状10:原因のわからない頭痛や肩こりに悩まされている
原因を特定できない頭痛や肩こりを不定愁訴(ふていしゅうそ)といいます。実はこの不定愁訴の原因として、悪いかみ合わせが潜んでいる場合もあるのです。
かみ合わせが悪い原因・理由
かみ合わせは、次に挙げるような原因で悪くなることがあります。
原因1:口呼吸をしている
口呼吸は、口唇からの圧力が前歯にかからないため、歯並び・かみ合わせを乱す原因になります。
原因2:うつ伏せや横向きに寝ている
眠る時に、うつ伏せや横向きになっていると、歯列に大きな圧力が加わってかみ合わせが悪くなります。
原因3:口腔習癖がある
舌で前歯を押したり、唇を噛んだりする癖があると、歯列に不要な圧力が加わって、かみ合わせが悪くなります。
原因4:頬杖をつく癖がある
日常生活の中で頻繁に頬杖をついていると、下の顎の位置がズレてかみ合わせが悪くなります。
原因5:片側だけで噛んでいる
左右どちらかだけで噛む癖があると、かみ合わせが悪くなります。
原因6:詰め物や被せ物の高さが合っていない
虫歯治療後に装着した詰め物(インレー)や被せ物(クラウン)などの高さが合っていないと、全体のかみ合わせが乱れます。
インビザラインを用いた歯並びの矯正治療の流れ
何らかの理由で悪くなったかみ合わせは、インビザラインで改善できることが多いです。インビザラインによる歯列矯正は、次の流れで進行します。
STEP1:カウンセリング
はじめに、かみ合わせや歯並びの状態を大まかに診査します。その上でインビザラインの方法や治療期間、治療費などをご説明します。インビザラインでかみ合わせを治すことに疑問や不安があれば、カウンセリングの段階で何でもご質問ください。一つひとつ丁寧にお答えします。カウンセリングは30~60分程度で終わります。
STEP2:精密検査
カウンセリングの後は、精密検査を行います。そもそも歯列矯正が必要な歯並び・かみ合わせなのかも含めて、詳しく検査を行いお調べします。
STEP3:診断・治療計画の説明
精密検査の結果を踏まえて診断を下し、治療計画を立案します。この時点で必要となるマウスピースの枚数や治療期間、治療にかかる費用なども決定しています。治療計画の説明でわからない点があれば、遠慮なくお尋ねください。
STEP4:マウスピースの装着
マウスピースの装着を開始します。一般的な症例であれば、1~2年程度の治療期間を要します。インビザラインでは、必要に応じてアタッチメントと呼ばれるパーツを歯面に設置する場合があります。
STEP5:保定処置
すべてのマウスピースを使い終わり、計画通りの結果が得られたら、歯を動かす動的治療は終了です。後戻りを防止するための保定期間へと入ります。リテーナーと呼ばれる保定装置を装着して、歯並び・かみ合わせの状態を固定します。
かみ合わせ治療をインビザラインで実施するメリット
悪いかみ合わせを治療する方法には、インビザライン以外にもワイヤー矯正があります。それらを選択せずにあえてインビザラインを使うメリットとしては、以下の 点が挙げられます。
メリット1:装置が透明で目立ちにくい
インビザラインのマウスピースは、目立たないような設計になっています。マウスピースは薄くて透明なので、何もつけていないように見えることが多いです。実際、たくさんの人と至近距離で接する機会が多い接客業の人もインビザラインで歯列矯正をしていることが珍しくありません。
メリット2:痛みが比較的少ない
かみ合わせや歯並びの治療となると、強い痛みを想像する人が多いことでしょう。確かに、ワイヤー矯正はとても強い力で歯を動かすため、調整した直後などは痛みも強くなります。一方、インビザラインは比較的弱い力で歯をゆっくりと動かすことから、新しいマウスピースに交換した直後でもワイヤー矯正ほど強い痛みが生じることはほとんどありません。装置による刺激も少ないため、かみ合わせの治療を快適に進めていきたい人には、インビザライン矯正を強くおすすめできます。
メリット3:食事や歯磨き、会話がしやすい
インビザライン矯正中の食事と歯磨きは、普段通りに行えます。なぜなら食事と歯磨きの時にはマウスピースを必ず外すからです。会話する時はマウスピースを装着しているのですが、ワイヤー矯正と比較した場合は、しゃべりやすいと感じることかと思います。インビザラインのマウスピースは0.5mm程度の厚みしかなく、歯列全体にフィットするよう設計されているからです。
プルチーノ歯科のインビザライン治療の紹介
四日市市のプルチーノ歯科・矯正歯科では、マウスピース型矯正「インビザライン」によるかみ合わせ・歯並びの治療に力を入れております。当院には、インビザライン矯正を数多く担当してきた歯科医師が在籍しているだけでなく、これまでの診療実績が評価されて、インビザライン・ダイヤモンド・プロバイダーという認定も受けておりますので、難しい症例にも対応可能です。
四日市市でかみ合わせや歯並びの問題に悩まされていて、それをマウスピース矯正のインビザラインで改善したいという方は、いつでもお気軽にプルチーノ歯科・矯正歯科までご相談ください。ちなみに当院では、子どもの歯並び・かみ合わせ治療に適応できる「インビザライン・ファースト」も取り扱っております。