虫歯治療で入れた詰め物や被せ物、銀歯などは、何かの拍子にとれてしまうことがあります。とくに被せ物は大きな装置なので、外れてしまった場合は戸惑うことでしょう。今回はそんな詰め物・被せ物がとれた時の注意点や対処法などを泊駅徒歩5分のプルチーノ歯科・矯正歯科・四日市院がわかりやすく解説をします。
目次
詰め物・被せ物・銀歯が外れた場合
過去に入れた詰め物や被せ物、銀歯などが外れた場合は、次に2つのことに注意してください。
注意点1:外れてしまった詰め物・被せ物は捨てない
外れた詰め物・被せ物が銀歯であれ、セラミック歯であれ、捨てずに保管しておいてください。詰め物や被せ物が外れた状態によっては、そのまま元に戻せることも珍しくありません。詰め物・被せ物は、作るのに時間がかかるだけでなく、相応の費用も発生するため、元の位置に戻すに越したことはないのです。とりわけ自費診療で作った詰め物・被せ物は、ひとつ数万円から数十万円する装置なので、大切に取っておくようにしてください。もちろん、外れた詰め物・被せ物を持参しても、元に戻すことができない場合も多々ありますが、再治療の参考にはなります。
注意点2:その時痛みがなくても歯科医院へ
詰め物・被せ物が取れても、痛みなどの強い症状がない場合は放置してしまう方がいらっしゃいます。確かに、歯科を受診すれば、新たな虫歯治療が必要になることもありますし、通院するための時間を割かなければならなくなるかもしれません。そうなると「とりあえず痛くなるまで様子を見よう」と考えてしまうお気持ちもよく理解できます。
けれども、詰め物や被せ物が取れた状態は、傷口がむき出しになっているのと同じであるため、放置するという選択肢はまずないものとお考えください。しかも詰め物や被せ物が取れた傷口は、自然に治らないのです。放置し続けるほどに、その状態は悪化していくことでしょう。ですから、詰め物や被せ物が取れた時点で痛みがなくても、可能な限り早く歯科医院を受診してください。
外れてしまう原因と対処
次に、詰め物・被せ物が外れてしまう原因と対処法についてです。しっかりと接着されていた詰め物・被せ物がなぜこうも簡単に外れてしまうのか、不思議に思う方も多いかと思いますが、以下のような原因があるからです。
・むし歯が中で大きくなってしまった場合
詰め物・被せ物が外れる主な原因は、むし歯の再発です。詰め物・被せ物の中でむし歯が再発して、歯との適合性が悪くなって外れてしまうのです。そうしたむし歯の再発は、口腔衛生状態が悪い、詰め物・被せ物の適合がもともと悪い、といったことが原因となりやすいです。
【対処法】
むし歯の再発が原因で、詰め物・被せ物が外れた場合は、そのまま元に戻すことはできません。そもそも歯質がむし歯菌に溶かされて、形が変わってしまっているため、詰め物・被せ物も適合しないのです。そこで必要となるのがむし歯の再治療です。むし歯に感染した歯質を削り、改めて歯型取りを行ってから、詰め物・被せ物を作り直します。むし歯が神経にまで達している場合は、抜髄(ばつずい)と根管治療が必要となります。
・歯ぎしりや噛み合わせが問題の場合
歯ぎしりの習慣があったり、噛み合わせに異常が合ったりする場合も詰め物・被せ物が取れやすいです。詰め物・被せ物を装着している歯に、たくさんのダメージが加わってしまうからです。具体的には、歯の一部が欠けたり、詰め物・被せ物が破損したりすることもあります。
【対処法】
歯ぎしりや噛み合わせの異常が原因で、詰め物・被せ物が取れた場合は、装置と歯に異常がないかを調べます。とくに異常がなければ、そのまま詰め物・被せ物を戻せることがあります。詰め物・被せ物や歯に破損が見られる場合は、装置の作り直しが必要です。
また、詰め物・被せ物が取れた原因である歯ぎしりや噛み合わせの異常も根本から改善しなければなりません。歯ぎしりは、専用のマウスピースを使ったスプリント療法で改善できることがあります。噛み合わせの異常は、咬合調整(こうごうちょうせい)で対応します。
よくあるご質問
Q.詰め物・被せ物が取れた場合は、他の歯医者さんに診てもらってもいいですか?
A.基本的には、問題ありません。詰め物・被せ物の再治療を同じ歯医者さんで受けなければならないという決まりはないからです。ただ、詰め物・被せ物を入れた歯医者さんの方が再治療をスムーズに進めやすいことは確かです。なぜなら患者さんの資料や情報が蓄積されているからです。
Q.外れた詰め物・被せ物を接着剤でつけ直しても大丈夫ですか?
A.詰め物や被せ物、銀歯が外れた場合、自分自身でつけ直すことは絶対に避けてください。まず、市販の接着剤と歯科医院で使用している接着剤はまったく別物で、詰め物・被せ物を正しくつけ直すことはできません。しかもアロンアルファのような瞬間接着剤で詰め物・被せ物を中途半端につけてしまうと、再治療の大きな弊害となることでしょう。
Q.詰め物・被せ物の下が黒くなっていますがむし歯でしょうか?
A.むし歯が再発している可能性が高いです。ただし、銀歯を装着していた場合は、むし歯が再発していなくても、歯質が黒く変色していることもあります。いずれにせよ放置はせずにできるだけ早く歯科を受診しましょう。
Q.外れた銀歯を飲み込んだ場合はどうすればいいですか?
A.むせたり、息苦しさを感じたりするなどの不快症状がないのであれば、そのまま様子を見ていても問題ありません。外れた銀歯や詰め物・被せ物は、便とともに排泄されます。銀歯が気管に入った場合は、早急に取り出す必要があります。かかりつけの歯科にまず電話をしましょう。しばらくして腹痛などが生じた場合は、内科を受診すると良いでしょう。
Q.被せ物が外れても普通に食事して大丈夫ですか?
A.被せ物が外れた部分は、歯質が脆くなっています。その部分で硬いものを噛むと、歯が欠ける恐れがありますので、それ以外の部分で噛むようにしましょう。歯磨きをする際にも強いブラッシング圧をかけないようご注意ください。
Q.外れた銀歯が臭いのはなぜですか?
A.銀歯と歯との間に、食べかすや歯垢などがたまっていたものと思われます。銀歯は安定性がそれほど高くはない材料なので、セラミックよりも歯質との間に隙間が生じやすいです。また、銀歯を装着する際に使うセメントも経年的な劣化が起こりやすく、歯質との適合性を低くする原因にもなっています。
プルチーノ歯科のご紹介
今回は、詰め物や被せ物、銀歯などが取れた場合の対処法を泊駅から徒歩5分のプルチーノ歯科・矯正歯科・四日市院が解説しました。被せ物などの装置が外れた場合は、できるだけ早く歯科に連絡するようにしましょう。外れた詰め物・被せ物は捨てずに持参すると元に戻せるかもしれません。最後に、詰め物・被せ物が外れた場合にも対応しているプルチーノ歯科・矯正歯科について、かんたんに紹介させていただきます。
・土日祝日も診療
四日市のプルチーノ歯科・矯正歯科は、平日はもちろんのこと、土日祝日も診療しております。週末に詰め物・被せ物が取れて受診する歯科が見つからない!という時は、お気軽に当院までご連絡ください。当院は、保険診療の銀歯やレジン歯だけでなく、自費診療のセラミック歯も取り扱っております。
・平日18時半までOK
平日に関しては、18時半まで診療しております。昼間に詰め物・被せ物が取れて、夜まで歯科を受診する時間がないという方もぜひ当院までご連絡ください。可能な限り対応させていただきます。
・アクセス良好
プルチーノ歯科・矯正歯科は、泊駅から徒歩5分という好立地で開業している歯医者さんです。お車でお越しの方は、イオンタウン四日市泊内の大型駐車場をご利用ください。バスでの通院も可能となっています。事前にご予約いただきますとスムーズにご対応できるかと存じます。小児歯科治療からご高齢の方の入れ歯・歯周病に至るまで幅広く対応しております。