歯列矯正を検討する上でまず気になるのが「痛み」ですよね。インビザラインは歯列矯正の中でも痛みが少ないことで有名ですが、不快症状がゼロになることは決してありません。当然、マウスピース矯正のインビザラインでも痛みは生じます。今回はそんなインビザラインで痛みが生じるタイミングや対処法について、四日市のプルチーノ歯科・矯正歯科がわかりやすく解説します。
目次
インビザライン矯正について
インビザライン矯正に伴う痛みについて解説する前に、この治療法の基本事項からおさらいしておきましょう。
◎インビザラインとは
インビザラインとは、アラインテクノロジー社というアメリカの企業が開発・提供しているマウスピース型矯正装置です。日本にもいろいろなマウスピース矯正がありますが、インビザラインがパイオニアと言っても間違いではないでしょう。実際、国内で最も普及しているマウスピース矯正はインビザラインですし、世界でもトップシェアを誇っています。インビザラインはこれまで世界100ヶ国以上、累計で1,400万を超える人が利用しているマウスピース矯正なのです。
◎インビザラインの仕組み
インビザラインは、透明な樹脂製のマウスピースを使って歯を移動させます。アライナーと呼ばれるマウスピースは、1日20~22時間装着し、1~2週間に1回のペースで新しいものに交換します。その過程で歯が少しずつ移動することで歯並びがきれいに整うのです。従来のワイヤー矯正のような、デコボコとした装置は一切必要ありません。
◎インビザラインの痛みの程度
冒頭でも述べたように、インビザラインは痛みの少ない矯正法です。それは比較的弱い力がかかるマウスピースを使って治療するからです。インビザラインのマウスピース1枚で動かせる歯の移動距離は0.25mm程度であり、治療に伴う痛みも自ずと弱くなります。具体的には、歯が締め付けられる、歯が圧迫される、噛んだ時に軽い痛みが生じる程度の症状が現れます。ワイヤー矯正では時に激痛を伴うことがありますが、インビザラインではまず起こりません。ただし、歯並びの状態や矯正の進行状況によってはやや強い痛みが生じる場合もありますので、その点はご注意ください。
痛みが生じるタイミング
インビザライン矯正では、以下のタイミングで痛みが生じやすいです。
タイミング1:初めてマウスピースを装着した時
インビザライン矯正で最初のマウスピースを装着した時は、比較的強い痛みが生じます。これまで何も着けずに過ごしてきた中で、いきなり上下の歯列全体を覆うマウスピースを装着するのですから、痛みも強くなります。歯や歯周組織もその刺激に順応するまでにはそれなりの期間を要することでしょう。とはいっても、初めてのマウスピースによる痛みは、早ければ2~3日、遅くても1週間後には消失していることでしょう。
タイミング2:マウスピースを着脱する時
インビザラインのマウスピースは、1日にうちに何度か着脱します。その際、痛みとは言わないまでも、不快症状を伴うことは間違いありません。インビザラインのマウスピースは歯列にぴったりとフィットするよう作られているので、着ける時も外す時もそれなりの力がかかるからです。そうしたマウスピースの着脱時の痛みは、慣れてくることで段々弱くなっていくことでしょう。
タイミング3:新しいマウスピースに交換した直後
インビザラインのマウスピースは、一つひとつが異なる形をしています。順番通りに交換していくことで歯が少しずつ動いていくのですが、新しいステージへ移る時には必ず強い矯正力がかかります。その仕組みは、マルチブラケット装置でワイヤーを調整した時とほぼ同じです。インビザラインの場合は、比較的弱い矯正力しかかけないため、痛みも少なくなりますが、その症状は新しいマウスピースに交換する度に生じます。
タイミング4:食事で強く噛んだ時
マウスピース矯正のインビザラインでも、ワイヤー矯正と同様に食事で痛みが強くなる場合があります。とくに新しいマウスピースに交換した直後は、歯に対して強い矯正力がかかっていることから、食事で噛んだ時に痛みが生じやすくなっています。そんな時は痛い部分で無理に噛まないようにした方が良いです。歯列矯正中は、歯並びの中でも痛い部分とそうでない部分とに分かれるため、症状が出にくい歯で意識的に噛むと良いですよ。
痛みがある時の対処法
ここまではインビザラインで痛みが生じる原因とタイミングについて解説してきました。上記の4つのタイミングは、インビザライン矯正中であれば誰にでも起こり得るものですので、過剰に心配する必要はありません。それでもやはり不安であったり、我慢できないほどの痛みが生じたりすることはあるかと思います。そんな時は、次のように対処してみてください。
1歯科医院に相談
インビザラインによる痛みの原因がわからない時や痛みで眠れない、仕事に集中できないような時は、まず歯科医院に相談しましょう。歯科医師や歯科衛生士がインビザラインの痛みの原因について一緒に考えてくれるはずです。電話では解決しない場合は、予約を取って歯科医院を受診すると良いですよ。インビザラインによる痛みの原因を突き止めることが出来ると同時に、対処法も提示してくれるはずです。
2痛み止め
インビザラインによる痛みが強くて我慢できない場合は、痛み止めを飲んでも良いです。もしも歯科医院から処方されている痛み止めがある場合はそちらを優先して服用しましょう。処方薬がなく場合は、普段、飲みなれている市販の痛み止めを飲むと良いですよ。ただし、痛み止めの多くには炎症作用を抑える効果もあるため、常用すると矯正治療に悪影響が及びますので、その点はご注意ください。痛み止めはあくまでどうしようもない時だけに服用することが大切です。
3長く続く時はセカンドオピニオン
インビザライン矯正では、いろいろなタイミングで痛みを伴いますが、度を越した症状が現れたり、痛みが長く続いたりする場合は、セカンドオピニオンを求めてみましょう。もしかしたら主治医の治療方針に誤りがあるかもしれません。
プルチーノ歯科のご紹介
それでは最後に、四日市のプルチーノ歯科・矯正歯科について紹介させていただきます。
1豊富な症例数
四日市のプルチーノ歯科・矯正歯科の強みは豊富な症例数です。これまでたくさんのインビザライン症例に対応してきた実績が認められ、今現在は「インビザライン・ダイヤモンド・プロバイダー」の認定医院となっております。インビザラインで痛みが生じた場合にも柔軟に対応することが可能です。
2充実した設備
当院には、インビザライン専用の口腔内3Dスキャナーやデジタルシミュレーション用のクリンチェックなどを完備、歯の移動を加速させる「オルソパルス」も取り扱っております。充実した設備のもとで先進のインビザライン矯正を受けたいという方は、いつでもお気軽に当院までご相談ください。
3無料相談実施中
四日市のプルチーノ歯科・矯正歯科では、インビザライン矯正の相談を無料で受けられます。インビザライン矯正に伴う痛み以外にも、何か知りたいこと、疑問に思うことがあればぜひカウンセリングにてお尋ねください。
まとめ
今回は、インビザライン矯正に伴う痛みと対処法について、四日市のプルチーノ歯科・矯正歯科が解説しました。マウスピースのインビザラインでは、いくつかのタイミングで痛みが生じますが、基本的にネガティブな症状ではありません。ただし、痛みが強すぎたり、長引いたりする場合は、何らかの異常が疑われますので、主治医に相談することをおすすめします。