歯並びを治す方法というと、はじめに「ワイヤー矯正」が思い浮かびますよね。昔からある矯正法で、皆さんも一度は目にしたことがあるかと思います。とても硬そうなワイヤーとブラケットが固定されており、歯をしっかり動かせそうな見た目をしています。それと比べてマウスピースを使った矯正治療は、少し頼りない印象も受けますが実際はどうなのか気になりますよね。今回はそんなマウスピース型矯正の特徴や注意点などを四日市のプルチーノ歯科・矯正歯科がわかりやすく解説します。

マウスピース型矯正の特徴

マウスピース型矯正は、従来のワイヤー矯正と比較することでその特徴も理解しやすくなります。

・ワイヤーを用いた矯正治療との違い

マウスピース型矯正とワイヤー矯正の最も大きな違いは、装置の形と装着様式です。マウスピース型矯正では、透明な樹脂製のマウスピースを患者さまご自身で着脱していただきます。マウスピース矯正の代名詞とも言える「インビザライン」であれば、1日20～22時間の装着が必須となります。

一方、ワイヤー矯正は、金属やセラミック、プラスチックなどで作られたブラケットとワイヤーを歯列にしっかりと固定します。装置の着脱や調整はすべて歯科医院で行わなければなりません。つまり、マウスピース型矯正とワイヤー矯正は、治療システム自体に大きな違いが見られるのです。

・矯正効果の差は？

マウスピース型矯正とワイヤー矯正は、治療システムに大きな違いがあるのですが、矯正効果に大きな差は見られません。まったく同じ症例なら、同程度の期間で治療を完了できます。仕上がりも極端な差は見られないでしょう。ただし、中等度から重度の症例に関しては、ワイヤー矯正の方がより良い効果が得られやすいといえます。

・一般的な費用の違いは？

マウスピース型矯正の費用は、ワイヤー矯正よりも安くなることが多いです。すべての歯が治療対象となる全体矯正の場合は、マウスピース型矯正は800,000円前後、ワイヤー矯正は1,000,000円前後の費用がかかるのが一般的です。目立たないワイヤー矯正として有名な「裏側矯正」は、1,400,000円程度の費用がかかります。

マウスピース型矯正が選ばれる理由

ここまではマウスピース型矯正とワイヤー矯正の違いについての説明となりましたが、皆さんにとってはどちらの矯正法が魅力的に映りましたか？一般的にはマウスピース型矯正の人気が年々高まっており、当院にもインビザラインを希望して来院される方が増えてきています。それはマウスピース型矯正に以下のような利点があるからです。

・透明で目立ちにくい

マウスピース型矯正が画期的なのは、装置が透明な点です。ワイヤー矯正も前歯のブラケットを透明なプラスチック製にすることはできますが、金属製のワイヤーは白くコーティングする以外、審美性を高めることはできません。そもそも装置がデコボコとしており、どれだけ見た目に配慮しても口を開いたら矯正中であることがひと目でわかります。薄くて透明なマウスピースを使う矯正法なら、矯正中であることに気付かれないシーンの方が多くなります。

・つけ外しができる

就職活動の面接や会社での重要なプレゼン、結婚式など、ご自身が考える万全の状態で臨みたいイベントでは、できれば矯正装置を外したいですよね。マウスピース型矯正のインビザラインなら、1日の装着時間を守っている限り、好きな時に装置をつけ外しできます。一度装着したら基本的にはつけ外しできないワイヤー矯正とは大きく異なる点です。

・通院回数が少なめ

一般的なワイヤー矯正では、1ヵ月に1回の通院が必須となります。歯に与える矯正力はワイヤーを曲げたり、新しいものに交換したりすることで発揮されるからです。忙しいことで通院の間隔が空くと、矯正にかかる期間もそれだけ延びてしまう点に注意しなければなりません。一方、マウスピース型矯正のインビザラインは歯並びの治療をスタートさせる時点ですべての装置（マウスピース）が完成しています。装置の交換は患者さまにご自身に行っていただくことから、ワイヤー矯正のほど頻繁な通院は必要ありません。一般的には2ヵ月に1回くらいの頻度で通っていただきます。

・歯磨きしやすくお手入れが変わらない

歯磨きの際にマウスピースを取り外せるマウスピース型矯正では、普段と変わらないお口のケアができます。歯磨きしやすく、虫歯・歯周病リスクも抑えられます。

マウスピース矯正を検討する際の注意点

マウスピース矯正は、便利な点が多い治療法ですが、注意しなければならない点もいくつかあります。

・矯正できる症状とできない症状がある

マウスピース矯正は、症状によって治療を適応できる場合とできない場合とがあります。以下のような症例であればマウスピース矯正できないこともありますので、まずはお気軽にご相談ください。

◎治療できない代表的な症例紹介

(1) 歯並びのデコボコが極めて大きい

デコボコの歯並びである乱ぐい歯は、マウスピース矯正でも治せますが、重症例に関してはワイヤー矯正の方が適しています。

(2) たくさんの抜歯を行って歯を大きく移動しなければならない

スペース不足が著しく、たくさんの歯を抜かなければならないケースは、ワイヤー矯正の方が向いていることが多いです。

(3) 顎の骨の大きさやバランスの異常で歯並びが悪くなっている

マウスピース矯正やワイヤー矯正は、歯並びの乱れを細かく整える治療法なので、骨格的な異常を改善することは難しいです。

(4) 埋まっている歯がある

歯茎の中に埋まっている歯を引っ張り上げて動かす処置は、ワイヤー矯正でなければ難しいです。

(5) インプラントがたくさん入っている

インプラントは、基本的に矯正治療で動かすことができません。それが1～2本で、矯正治療に支障をきたさない位置に埋め込まれているのであれば、マウスピース矯正も行えるのですが、たくさんのインプラントが入っている場合は、適応が難しくなります。

・装着時間を守って使う必要がある

マウスピース矯正は、マウスピースの装着時間を厳守しなければなりません。このルールが守れないと、治療が失敗に終わってしまいます。

・病院によって経験に差がある

マウスピース矯正によって得られる効果や期待できる仕上がりは、病院の設備や歯科医師の経験によって大きな差が生じます。そのため、マウスピース矯正の病院・歯科医師選びは慎重に行うべきといえます。

プルチーノ歯科・矯正歯科の紹介

最後に、四日市のプルチーノ歯科・矯正歯科について、簡単に紹介させていただきます。

◎インビザライン・ダイヤモンド・プロバイダー認定

当院は、インビザライン（マウスピース矯正）の治療実績が評価され、インビザライン・ダイヤモンド・プロバイダーの認定を受けています。他院では難しいと診断された症例にも対応できることがあります。

◎高精度歯型3Dスキャンを導入

当院では、高精度歯型3Dスキャン 「iTero element 5D （アイテロ エレメント 5D）」を導入しているため、従来の不快な歯型取りが不要となっています。

◎イオンタウン四日市泊内で通いやすい

プルチーノ歯科・矯正歯科は、イオンタウン四日市泊内で開業している歯医者さんです。お車の方は大型駐車場をご利用いただけますし、公共交通機関（四日市あすなろう鉄道 泊駅　徒歩約5分）での通院も可能となっています。

まとめ

今回は、マウスピースを使った矯正治療の特徴や注意点などを四日市のプルチーノ歯科・矯正歯科が解説しました。従来のワイヤー矯正とは大きく異なる点が多々あるため、戸惑う方も多いことでしょう。そんなマウスピース矯正（インビザライン）についてもっと詳しく知りたい！という方は、いつでもお気軽に当院までご相談ください。当院は四日市でマウスピース矯正に力を入れている歯医者さんです。