歯医者さんには、一般歯科だけではなく、小児歯科、口腔外科など、いろいろな治療分野がありますよね。そのすべてにおいて一流の技術・知識を持った人間は存在しておらず、特定の分野に力を入れている歯医者さんがほとんどです。
とくに矯正治療に関しては、歯医者さんによって技術の違いが大きいことから、「専門医」や「認定医」といった資格の有無で評価した方が良い点もあります。今回はそんな歯医者さんの専門医や認定医について、四日市のプルチーノ歯科・矯正歯科が詳しく解説します。
目次
専門医・認定医とは
歯医者さんの各診療科には、専門医・認定医といった資格が存在しています。それぞれで少し名称が異なる場合もありあすが、ここでは専門医・認定医で統一して解説します。
・どう違うの?
専門医と認定医は、どちらもその道のプロフェッショナルであることに変わりはありませんが、経験や知識、実績などに大きな違いが見られます。基本的に専門医の方が上位の資格で、経験年数や知識の豊富さも認定医より多くなっています。つまり、各診療科の初歩的な資格が「認定医」で、その上に「専門医」があるので、歯医者さんの中でも序列が付けられているといえます。
・どうやったらなれるの?
歯医者さんの専門医や認定医は、まずそれぞれの診療科の学会に入らなければなりません。診療科によっては複数の学会が存在していることもありますが、最もメジャーな学会が認定する資格ほど、信頼性は高まります。矯正治療の分野であれば、「日本矯正歯科学会」が該当します。そうした学会に数年間在籍し、矯正にまつわる診療実績を積んだ上で専門試験に合格すると、専門医や認定医の資格が得られます。その間、学会での発表なども行う必要があるため、専門医や認定医の資格を取ることは容易ではありません。
・どのくらいの人がいるの?
上述したように、専門医や認定医資格は、各診療科・各学会で認定されるものであり、全体でどのくらいの人がいるかは把握することが難しいです。そこで今回は「日本矯正歯科学会」の臨床指導医(=専門医)と認定医の数について触れておきます。まず、日本国内で矯正歯科治療を行っている歯医者は35,000人程度いると言われており、そのうち認定医の資格を持っているのは約3,300人なので、全体の9%程度を占めていることになります。認定医の上位の資格である臨床指導医ともなると、その数は約360人で全体の1%にとどまります。(2020年10月現在)こうした具体的な数値で比較すると、専門医や認定医の希少性が際立ってきますよね。
歯医者さんで目にする矯正の専門医・認定医
ここからは、歯医者さんで目にする矯正の専門医・認定医について、掘り下げていきたいと思います。
・臨床指導医
日本矯正歯科学会の「臨床指導医」は、従来の「専門医」に当たる資格です。日本矯正歯科学会に7年以上在籍していることが前提で、課題として提示されている症例を自分で治療し、矯正に関する学術論文を発表することも義務付けられています。これは歯医者さんにとって極めて高いハードルとなっており、そう簡単に取得できる資格ではありません。その難易度は矯正の臨床指導医の数を見れば明らかです。それだけに臨床指導医の資格を持った歯医者さんと出会うことができれば、質の高い矯正治療を受けやすくなることでしょう。
・矯正歯科学会による「認定医」
日本矯正歯科学会の「認定医」は、臨床指導医の下に位置する資格です。だからといって軽視されるべきものではなく、他の学会の認定医よりもかなり重みがあるといえます。なぜなら、日本矯正歯科学会の認定医は、前提として5年以上の在籍が必須となっており、その上で、論文を発表したり、専門試験に合格したりしなければならないからです。在籍2年以上で専門試験が受けられる学会がある中で、日本矯正歯科学会の認定医は間違いなく敷居が高くなっています。
・インビザライン認定医
マウスピース矯正のインビザラインにも認定医制度が設けられています。インビザラインで一定数以上の診療経験を積んだ歯医者さんだけが認定を受けられる資格で、四日市のプルチーノ歯科・矯正歯科では、理事長の鶴田先生と院長小川先生がこの資格を有しています。マウスピース矯正のインビザラインは、従来の矯正法とはまったく異なるメカニズムで歯を動かすため、インビザラインに特化した知識や技術が必須となります。ですから、インビザラインで歯並びを治すのであれば、インビザライン認定医の資格を持った歯医者さんに任せた方が良いといえるのです。
「専門医」や「認定医」の治療を受けるメリット
専門医や認定医の資格を持った歯医者さんは、全体の中でもごく一部に限られます。もしかしたら皆さんのお住いの地域には、専門医・認定医の資格を持った歯医者さんが1人もいないかもしれませんね。それでも頑張って専門医・認定医を探すべきなのか迷ってしまう方も多いかと思いますが、以下に挙げるメリットを知ることで、考え方が少し変わるかもしれません。
・メリット①治療の精度が上がる
すべてのことに共通していますが、その道の専門家に任せることで、より良い結果が得られますよね。それは医療の分野も例外ではありません。確かに、「歯科医師」の免許を持っている時点で、適切な医療を提供できることを意味し、虫歯や歯周病をしっかり治すことが可能です。けれども、矯正歯科治療のような専門性の高い分野となると、やはりその道で研鑽を積んだ歯医者さんに優位性が生まれます。それは治療結果や仕上がりにわかりやすく反映されることでしょう。
・メリット②難しい症例もきれいに治せる
同じ症状でも、歯医者さんによって治せる場合と治せない場合があります。それは治療や病気に関する知識・技術・経験に差があるからです。一定水準以上の知識や技術が保証された専門医・認定医であれば、難しい症例でもきれいに治せる可能性が高まります。
・メリット③先進の医療を受けられる
専門医・認定医の資格を持っている歯医者さんは、先進の医療に触れる機会が多くなっています。それは学会主催のイベントや勉強会、セミナーに参加する機会が多いことも関係しています。医療は日々進歩するものなので、治療の知識や技術の常時アップデートしていく必要があり、専門医・認定医の歯医者さんならそれをきちんと行っていることでしょう。
プルチーノ歯科の紹介
最後に、四日市のプルチーノ歯科・矯正歯科について簡単に紹介させていただきます。
◎インビザライン認定医が2人在籍
当院には、インビザライン認定医の資格を持った歯医者さんが2人在籍しております。難しい症例にもインビザラインで対応できることが多く、遠方から通院されている方も少なくありません。
◎インビザライン・ダイヤモンド・プロバイダー認定医院
四日市のプルチーノ歯科・矯正歯科は、インビザライン・ダイヤモンド・プロバイダー認定を受けた歯科医院です。これは歯科医院単位の認定制度で、インビザラインの歯科矯正治療実績が評価された証でもあります。
◎口腔内3Dスキャナーで歯型取り
当院は、インビザライン専用の口腔内3Dスキャナー「「iTero element 5D (アイテロ エレメント 5D)」を導入しております。従来のシリコーン印象材を使った歯型取りが不要なので、検査の段階から不快な思いをすることが少ないです。
まとめ
今回は、歯医者さんの「専門医」と「認定医」について、四日市のプルチーノ歯科・矯正歯科が解説しました。専門的な医療を受ける上で極めて重要な要素となるので、正確に理解しておくことをおすすめします。インビザライン矯正認定医をお探しであれば、いつでもお気軽に当院までご連絡ください。