マウスピース矯正の需要は年々高まるばかりです。皆さんの身の回りでも、ワイヤー矯正ではなくマウスピース矯正を選ぶ人が増えていることかと思います。マウスピース矯正の種類や治療に対応している歯科医院が増えているのは、そうした時代の流れに沿っているからなのでしょう。今回はそんなマウスピース矯正の特徴や人気の理由、治療を始めるに当たって注意すべき点などの情報を四日市のプルチーノ歯科・矯正歯科が詳しく解説します。

マウスピース矯正について

最初に、マウスピース矯正のいろはについてご説明します。

１マウスピース矯正とは

マウスピース矯正とは、マウスピースタイプの装置を使った矯正法です。マウスピースというと、ボクシングやアイスホッケーなどで装着するマウスガードを思い浮かべるかと思いますが、矯正で使用するものはもっと薄くて小さいです。透明な点もスポーツ用のマウスガードとは大きく異なります。形が少しずつ異なるマウスピースを定期的に交換していくことで、歯が動いていきます。

２ワイヤー矯正との違い

マウスピース矯正では、金属製のワイヤーやブラケットは一切使用しません。これらは金属アレルギーのリスクがあるだけでなく、見た目もギラギラとしていることから、あまり着けたくないと感じる方が昔から多いです。その点、マウスピース矯正では透明な樹脂製のマウスピースを着けるだけなので、金属アレルギーのリスクもなければ、見た目が悪くなることもありません。患者さんご自身で装置を着脱して利用する点も従来のワイヤー矯正とは大きく異なります。

３マウスピース矯正の種類

冒頭でも述べたように、マウスピース矯正にはいくつかの種類があります。最も有名なのは、アラインテクノロジー社の「インビザライン」ですね。日本のみならず、世界でもトップシェアを誇るマウスピース矯正で、実績が豊富であり、信頼性も高いです。その他、アソアライナー、クリアコレクト、キレイラインなどが比較的有名でしょうか。それぞれのメーカーに異なる特徴があります。ちなみに、マウスピース矯正もワイヤー矯正と同様、「全体矯正」と「部分矯正」の2つに大きく分けることができます。

マウスピース矯正を選ぶ人が増えている理由

近年、マウスピース矯正を選ぶ人が増えているのは皆さんも実感していることかと思いますが、その背景には次のような理由があるからです。

１目立たず、はずせて、生活に支障が少ない

マウスピース矯正を選ぶ人が増えている主な理由は、「快適」だからです。薄くて透明なマウスピースは、何も着けていないように見えます。毎日たくさんの人と接する機会がある職業でも、気にせずに矯正治療が受けられます。大切な面接やイベントなどでは、その時だけ矯正装置の取り外しも可能です。食事や歯磨きも普段通りにできて、生活に支障が少ないという理由から、ワイヤー矯正ではなく、マウスピース矯正を選ぶ人が増えています。

２運動する際に安全性が高い

趣味や仕事で運動する機会がある人は、ワイヤー矯正に不安を感じるようです。確かにワイヤー矯正では、デコボコとしたブラケットを着けることに加え、先端が鋭利な金属製のワイヤーも装着しなければなりません。これらは安静時でさえお口の粘膜を傷付けることがあるので、運動をした際にはさらに大きなトラブルへと発展しそうなものですよね。実際、激しい運動をする人にはワイヤー矯正よりも安全性が高いマウスピース矯正の方がおすすめといえます。マウスピース矯正なら、万が一、顔に衝撃が加わったとしても、ワイヤー矯正ほど大きなケガを負う可能性は極めて低くなっています。

３症例が増えて精度が高まった

マウスピース型矯正装置は今も昔も同じような形をしていますが、矯正治療としての精度は徐々に高まっています。それは症例数が増えるとともに、メーカー側も装置・システムの改良を重ねてきているからです。とくにインビザラインの技術進歩は著しく、ほとんどの歯並びに対応できるようになってきています。少し前なら「これはマウスピース矯正で治すのは難しいです」と診断されていた症例でも、インビザラインなら治せるというケースが増えてきているのです。その結果としてマウスピース矯正を選択する人も増加しています。

医院の選び方

マウスピース矯正を任せる歯科医院は、以下の3点に着目して選ぶと良いです。

１取り扱っているかどうかを確認する

まずはマウスピース矯正に対応しているかどうか。さらにご自身が希望するマウスピース矯正のメーカーを取り扱っているかどうかも確認しましょう。上述したように、マウスピース矯正にはいろいろな種類があり、治療の精度もメーカーによって大きく異なるため、「マウスピース矯正なら何でもいい」というスタンスだと失敗や後悔する可能性が出てきます。

２症例数や実績を確認する

マウスピース矯正の症例数が多く、いろいろなケースを治した実績がある歯科医院を選ぶようにしましょう。注意しなければならないのは、ワイヤー矯正の症例数や実績とは分けて考える必要があるという点です。マウスピース矯正は従来法とはまったく異なるメカニズムで歯を動かす方法なので、マウスピース矯正で治療した実績・経験が求められます。

３設備を確認する

信頼のできる歯科医院は、設備面も充実しているものです。精密検査を行うための機器、マウスピース矯正専用の機材、衛生管理が行き届いた診療室など、治療環境にも注意を払う必要があります。

マウスピース矯正の注意点・盲点

ここまではマウスピース矯正の利点や選ばれる理由について解説してきましたが、注意すべき点もいくつかあります。

1重症度の高い歯並びには向いていない

マウスピース矯正の精度は年々高まっているのですが、治療システム上、重症度の高い歯並びにはあまり向いていないといえます。出っ歯や受け口、乱ぐい歯の症状が強いケースは、無理にマウスピース矯正で治そうとせず、ワイヤー矯正を選んだ方が良い場合も少なくありません。

2マウスピースを着けないと矯正が進まない

着脱式のマウスピース型矯正装置は、ルール通りに装着しないと矯正が進んで行きません。毎日装着したとしても、外している時間の方が多くなれば、治療に遅れが生じてきます。これはマウスピース矯正において最も注意しなければならない点といえるでしょう。

3気軽に食事ができない

これはマウスピース矯正の注意点であり、盲点とも呼べる特徴です。マウスピース矯正は装置を外した状態なら一切の食事制限がかかりませんが、装置を着けている時は水しか口にできません。マウスピースを外して食事をしたら、歯磨きとマウスピースのケアをしなければならないので、気軽に食事ができなくなります。

プルチーノ歯科・矯正歯科の矯正治療

今回は、マウスピース矯正が選ばれる理由と注意すべき点について、四日市のプルチーノ歯科・矯正歯科が解説しました。マウスピース矯正を検討中の方が参考にしていただけたら幸いです。最後に、当院の矯正治療についても簡単に紹介させていただいます。

特徴(1)インビザラインの実績豊富です

当院は、四日市でもインビザラインが得意な歯医者さんとして有名です。年間150症例以上の歯科医院が受けられる「インビザライン・ダイヤモンド・プロバイダー」として、たくさんの患者さんの歯並びをマウスピース矯正で治してきました。

特徴(2)一般歯科治療にも対応しています

矯正治療中には、虫歯や歯周病など、いろいろなお口のトラブルに見舞われることがあります。そんな時に一般歯科治療も行える歯科医院は、とても頼りになりますよ。複数の歯科医院を行き来しなくて済むため、患者さまの手間や時間を省けます。小児矯正にも対応しておりますので、お子さんの歯並びの治療を検討中の場合も四日市のプルチーノ歯科・矯正歯科までご相談ください。

特徴(3)一人ひとりに合った治療プランを提案いたします

歯並びや噛み合わせなどのお悩みがあれば、お気軽にご相談ください。今回のテーマであるマウスピース矯正に限らず、患者さんのご要望を踏まえた上で、最善といえる治療プランをご提案します。