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いろいろなサービスには「モニター」というものがありますよね。歯に関連したものであれば、市販のホワイトニンググッズのモニターなどがよく募集されていますが、歯列矯正のインビザラインもとうした取り組みを行っていることをご存知でしょうか?
モニターになることで、インビザラインにかかる費用を抑えられるのならぜひ応募したいという方も多いことでしょう。今回はそんなインビザラインモニターのメリット・デメリットを中心に、四日市のプルチーノ歯科・矯正歯科が詳しく紹介します。
1 モニターとは
モニターとは、企業・団体が提供する製品やサービスを利用し、それらについての意見や感想などを述べたり、アンケートに回答したりする人を指します。
モニター募集する目的
企業・団体がモニターを募集する主な目的は、自社の製品やサービスの品質向上です。実際に製品・サービスを使った感想や良い点・悪い点のフィードバックをもらえることから、改善すべき点が明確になります。インビザラインであれば、治療期間中に不便に感じたことや仕上がりへの満足度などを聴取することで、システムのブラッシングにつなげられます。
また、インビザラインのモニターでは、治療の過程を写真付きで公開するため、一般の人への宣伝にもつながります。インビザラインを検討中の人は、実際にどのような形で歯並びが良くなっていくのかを知ることができるからです。
通常の治療とモニターの違い
インビザラインを通常の治療で受ける場合とモニターとして受ける場合とで大きな違いは見られません。モニターだからといって治療のプロセスが簡素化されるということもありませんのでご安心ください。そもそもモニターで治療の質を下げてしまったら、悪い結果を世間に公開することになるため、医院側にはデメリットとなります。それならば始めからモニター制度を導入しない方が良いでしょう。
2 モニター利用のメリット
モニターを利用してインビザライン矯正を受けると、以下に挙げるようなメリットが得られます。
通常の料金より安く治療が受けられる
モニター利用の最大のメリットは、料金が安くなることです。通常の料金から一定額が割り引かれるため、比較的安価にインビザライン矯正を受けられます。市販のホワイトニンググッズのモニターのように、費用がゼロになることはありませんのでご注意ください。ちなみに、インビザラインで全体矯正する場合の費用相場は、800,000~900,000円程度となっています。モニターになることで、この費用から一部割り引かれるわけですから、患者さまにとっては極めて大きなメリットとなります。
料金は割り引かれるがサービスは変わらない
料金が安くなると、サービスも悪くなるように感じるかもしれませんが、その心配はいりません。上述したように、医院側は世間に症例を公開するモニターを募集するのですから、質の低い治療を提供することは逆効果です。モニターでインビザライン矯正を受けたとしても、治療の質は通常と変わりません。
インビザラインをモニター価格で受けるためには、医院から提示される条件を満たさなければなりません。具体的には、通院頻度やマウスピースの装着時間を守る、治療が完了するまで通院を続ける、といった約束事です。多くのモニターの方は、それらを達成するために頑張って治療に取り組みます。
治療に関する詳細な記録が残る
インビザラインのモニターでは、通常の治療よりも頻繁に写真撮影等を行うことも少なくありません。それが公表されること自体はデメリットに感じるかもしれませんが、ご自身の治療記録を詳細に残せることは、ある意味で大きなメリットとなります。これもまた治療へのモチベーションアップにつながる点といえます。
3 モニター利用のデメリット
モニター利用でインビザライン矯正を受ける場合には、当然ですがデメリットも伴います。
治療部位の写真撮影が必要な場合がある
歯列矯正では、治療過程の写真がとても重要になります。皆さんもインビザラインによる歯列矯正を検討している場合は、ホームページに治療過程の写真が載っていると安心しますよね。インビザラインで実際に歯並びが良くなった人の写真ほど、説得力のあるものはないです。そうした治療部位の写真撮影は、モニターの方に実施しているケースが多くあります。口元しか写らないとしても、自分の写真が公開されることで抵抗を感じる方もいらっしゃるかもしれません。
利用できる人と出来ない人がいる
インビザラインのモニターは、すべての人が利用できるわけではありません。歯並びの状態によっては、そもそもインビザラインによる歯列矯正が向いていないケースもあるからです。また、医院側がモニターとして治療にあたりたいと考えている歯並びであることも重要なポイントとなります。ですから、インビザラインのモニターに関心のある方は、まず医院に問い合わせることが大切です。
人数制限がある場合がある
インビザラインのモニターには、必ず人数制限が設けられています。その数は医院によって大きく異なるため、個別に問い合わせなければなりません。インビザラインは、一般的な商品モニターとは異なり、期間が必要となる治療であるため、募集人数は比較的少なくなっています。検討される方は早めにご予約いただくのが良いかと思います。
そもそも実施しているところが少ない
インビザラインモニターを導入している歯科医院は、全国的にも一部に限られます。お住いの地域でインビザラインモニターを実施している歯科医院がない場合は、少し遠くても他の地域で探してみるのも良いでしょう。インビザラインの通院頻度は1ヶ月〜2ヵ月に1回程度となっているため、ご自宅から少し離れた場所にある歯医者さんに通院されていらっしゃる方もいるようです。
4 モニター利用する際のポイント
インビザラインモニターを利用する際には、以下の2点にご注意ください。
応募条件をきちんと確認すること
インビザラインのモニターは、応募条件が細かく設定されています。化粧品のサンプルを使用してアンケートに答えるだけのモニターとは少し異なりますのでご注意ください。インビザラインモニターを募集している歯科医院では、条件に関して細かく説明を受けることができると思いますので、応募前にきちんと確認しましょう。
詳しいことは医院に質問してみる
モニターでの治療について正しく理解していない状態で応募すると、実は思ったことと違ったなど、モニターになってから後悔することも珍しくありませんので、わからないことや不安に感じていることは、きちんと医院に質問してみましょう。ご相談で連絡をすると店頭にてスタッフさんが丁寧に説明をしてくださる医院さんも多くあるようです。
5 まとめ
今回は、インビザラインのモニター制度について、四日市のプルチーノ歯科・矯正歯科が解説しました。インビザライン矯正をモニターで受けると、費用が安くなる、治療へのモチベーションが高まる、といったメリットが得られると同時に、そもそも実施している医院が少ないといったことや条件が伴うということもあります。インビザラインのモニターに応募する際には、そうした利点・欠点をきちんと把握しておくことが大切です。